2015年05月14日

図書印刷(沖津仁彦社長)が5月12日発表した平成27年3月期決算短信によると、同期の売上高は556億9千2百万円(前期比0・4%減)、営業利益は4億9千1百万円(同118・3%増)、経常利益は8億4千3百万円(同61・3%増)、当期純利益は3億7千万円(同12・2%増)となった。

 

同社グループは、「ペーパーメディアを核とした印刷事業での市場シェア拡大」「協業や連携による新たな拡印刷事業の創出」を中期経営方針として、「売上拡大」「総合品質保証」「収益基盤強化」「人財育成」に取り組んできた。
売上拡大に向けて出版印刷部門では、NBS(ニュー・ブック・システム)を中心にリニューアルした沼津工場の生産能力・品質水準の積極的なPRや文字組版能力の強化による既存分野のシェア拡大に取組むとともに、商業印刷部門では、顧客との良好なコミュニケーションを築き、社内外のリソースを活用した一括受注や顧客の課題解決に向けたBPO事業の拡大を図った。
総合品質保証においては、事前設計活動の強化と工程間や社内外のコミュニケーションを充実させ、顧客や消費者に満足される最高品質の「作品づくり」とサービスの提供に努めた。
収益基盤強化においては、多能工化による流動的な人財活用に取組むとともに、組織のスリム化、業務の整流化を図ることで、徹底した原価の低減に取り組んだ。
さらに、人財育成では、企業風土を改革するための意識改革活動や組織における「個」の強化を図るほか、将来を支える原動力として女性社員の活躍を推進し、経営基盤を強化した。

 

セグメント別にみると、印刷事業セグメントの出版印刷部門では、雑誌が堅調に推移したものの書籍が減少した結果、当部門の売上高は357億8千7百万円(前年同期比1・9%減)となった。
商業印刷部門では、カレンダー、POPなどが増加したもののカタログ・パンフレットが減少した結果、当部門の売上高は170億1千5百万円(同3・0%減)となった。
出版事業では、小学校向け指導書の販売が増加した結果、当事業の売上高は28億8千9百万円(同50・3%増)となった。

 

次期については、同社グループは、「ペーパーメディアを核とした印刷事業での市場シェア拡大と新事業創出」「収益力強化に向けた既存事業の選択と集中」を中期経営方針として、「売上拡大」「総合品質保証」「収益基盤強化」「人財育成」に継続して取組んでいく。
次期の連結業績の見通しでは、売上高は570億円、営業利益は6億円、経常利益は10億円、親会社株主に帰属する当期純利益は5億5千万円を見込んでいる。

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