2018年08月27日

だれもが暮らしやすいユニバーサル社会の実現に向けて、建築物のバリアフリー対応などのハード面の整備に加えて、高齢者や障がい者への無理解、偏見、差別をなくしていくことなど、いわゆる「心のバリアフリー」が求められている昨今である。大日本印刷㈱(DNP)では、グループ社員全員がこうした「心のバリアフリー」についての知見を高めることを目的として、社員研修のネットワークラーニングを開始した。
 

ネットワークラーニング画面イメージ

ネットワークラーニング画面イメージ

 

2017年2月に政府が発表した「ユニバーサルデザイン2020行動計画」によると、障がいの有無にかかわらず、女性も男性も、高齢者も若者も、すべての人がお互いの人権や尊厳を大切にし、支え合い、だれもが生き生きとした人生を享受することのできる共生社会の実現を目指している。
 

その具体的な取り組みとして、オリンピック・パラリンピックなど経済界協議会では、企業における「心のバリアフリー」社員教育の実施を推進している。

 
DNPはこれらの考え方に賛同するとともに、従来からの研修プログラムに「心のバリアフリー」を加え、「ユニバーサル社会の実現」を目指した社員研修としてスタートする。
 
社員研修の内容は、当事者視点に立ち、障がいを持った社員の声を反映するとともに、イラストを使った具体的な事例を多く盛り込み、身近で理解しやすい内容とした。3部構成で3年に分けて実施。
 

▽2018年度「心のバリアフリー」=障がいを心身の機能障がいではなく、社会の不備ととらえる「社会モデル」の視点を持ち、共感する力を養う。
▽2019年度「多様性理解」=さまざまな個性の違いをチカラに変えていく考え方を学ぶ。
▽2020年度「多文化視点(予定)」=多くの訪日外国人を迎えるおもてなしを考える。
DNPでは、このほかにも、日本ユニバーサルマナー協会が主催する「ユニバーサルマナー検定」を団体受検するなど、社員の啓発活動を推進している。高齢者や障がい者など多様な人々と向き合うための知識とスキルを身につけて、社員の意識改革を進めるとともに、社会課題の解決に向けた実践的な事業開発にも活かしていく予定である。
 
 

企業-関連の記事

PAGE TOP