2018年08月10日

 大日本印刷(DNP)は、多くの生活者が芸術・文化に親しむ機会を創出するため、国内や世界各地の美術館・博物館等で行われる展覧会と連動したバーチャルな芸術・文化鑑賞が楽しめる「artscape GINZA」を、8月9日にGinza Sony Park内でオープンした。
 
 同サービスでは、DNPが運営する美術館・博物館の展覧会情報などを提供するWEBサイト「artscape(http://artscape.jp/)の記事閲覧機能と、AR(Augmented Reality:拡張現実)コンテンツのビューア機能を備えたスマートフォン向けアプリを開発した。同アプリで楽しめる第1弾コンテンツとして、現在、国立新美術館で開催されている「ルーヴル美術館展 肖像芸術—人は人をどう表現してきたか」と連動した展示を行い、生活者がリアルとバーチャルの場を行き来する新しい鑑賞体験を提供する。

 
 「artscape」は、日本のインターネット草創期にあたる1995年に開設したDNPが運営するアート専門サイトで、生活者と美術館・博物館を結ぶメディアとして、国内1900館以上の美術館・博物館・ギャラリー情報や、独自の視点から編集した全国の展覧会情報を配信している。アクセスは月間300万/ページビューにおよび、創刊以来、アート鑑賞のレファレンスリソース(参照情報)として高い信頼を得ている。
 
 一方DNPは、ルーヴル美術館やフランス国立図書館(BnF)などの世界的ミュージアムと協働し、“新しい美術鑑賞”を提供するプロジェクト「DNPミュージアムラボ(http://dnp-museumlab.jp/)」をはじめ、所蔵作品のデジタルアーカイブやインタラクティブな鑑賞システムの開発を多数行ってきた。
 
 「artscape GINZA」は、こうしたDNPが芸術・文化の領域で培った知見や技術を活かし、従来にない鑑賞体験を提供するサービス。また同サービスは、芸術・文化への共感と次代への継承が持続可能となる社会基盤の整備に向けて、多くの利用者に芸術・文化に親しむ機会の創出と、それによる芸術・文化を鑑賞する人口の拡大、芸術・文化のコンテンツを活用した新規市場の創出などに取り組んでいく。
 
【「artscape GINZA」の概要】
 コンセプトは、身近なデジタル技術を用いて、アートとの触れ合いの概念を広げる「新しい」「面白い」体験を通じて、より豊かな芸術・文化鑑賞の機会を提供すること。
 利用者は、自身のスマートフォンにダウンロードした専用アプリを使って、リアルな空間とデジタル空間を横断するインタラクティブな体験を通じてアクティブに展覧会の魅力に触れることができる。
 
 第1回展「It’s 肖像画 Time!」として、国立新美術館で開催されている「ルーヴル美術館展 肖像芸術—人は人をどう表現してきたか」との連動展示を行う。Ginza Sony Park内の3カ所に展示されている複製絵画に「artscape」アプリをかざすと、スマートフォン画面上で肖像画に書かれた人物が自ら話を始め、肖像画に関する詳細を紹介する。
 期間:2018年8月9日(木)~9月3日(月)
 場所:Ginza Sony Park内 (東京都中央区銀座5の3の1) 
 料金:入場無料
 「Ginza Sony Park」ウェブサイト https://www.ginzasonypark.jp/
 
 TOKYO FM |Ginza Sony Park Studioとの連携も行う。同施策は、Ginza Sony Parkでサテライトスタジオを構え、新たな視点でカルチャーを発信するTOKYO FMとパートーナーシップを組み、東京のいい感じの音楽・アート・カルチャーを伝える番組『TOKYO SOUNDS GOOD supported by Ginza Sony Park』(金 14:00~16:55 TOKYO FM |Ginza Sony Park Studioから公開生放送)と連動し、アート鑑賞が身近でない生活者に対して新たな鑑賞体験を訴求していく。
 
 DNPは今後もさまざまな美術館・博物館で行われる展覧会と連携し、実物の作品展示とデジタル鑑賞を組み合わせたインタラクティブな鑑賞体験を提供する。これにより、美術館・博物館への来場を促すとともに、芸術・文化への関心を高めていく。また、「artscape GINZA」の取り組みを起点に、対象とする作品も文化遺産や漫画・アニメ・ゲーム等など多様なジャンルに展開すると共に、観光や教育分野、地域創生領域への展開も図る。
 
 

PAGE TOP