2018年08月06日

西川社長(左)とデヒン副社長

西川社長(左)とデヒン副社長

日本アグフア・ゲバルト㈱(本社・東京都品川区、松石浩行社長)はIGAS2018会期初日の7月26日、東京ビッグサイト会議棟で記者会見を開催し、㈱ニシカワ(本社・東京都東大和市、西川誠一社長)が「Expert Loader」と「アポジードライブ オートパイロット」の国内初号機を導入して、プリプレス工程のファクトリーオートメーションシステムを構築することを発表した。

 

プリプレス工程のファクトリーオートメーション化を目指しているニシカワではすでに、現像レスCTPプレート「アズーラ」の採用による自動現像機および現像液の管理・メンテナンスフリー化、ワークフローRIPをクラウド化した「アポジークラウド」の採用でフロント側からプレート出力できることによる刷版専任部門の廃止、自動面付け機能「アポジーインポーズ」による面付け作業の効率化、ファイルサーバーをクラウド化した「アポジードライブ」による外部との入稿・校正のアクセス性向上を図っている。

それでも実際に運用をしていると、ニシカワでは月間平均で2万版を超える量のプレートを出力しているため、1箱で約20㌔㌘にもなる50版入りのプレートを1日で10回近くCTPのカセットに装填する重労働が必要となり、目指していた姿とのギャップが残った。

また、外部から入稿されたデータについても、ワークフローシステムへと流す前の準備段階で手間と時間がかかっていた。

Expert Loader

Expert Loader

そこで今回、この課題をクリアするためにニシカワが導入を決めたのが、「Expert Loader」と「アポジードライブ オートパイロット」だ。

 

「Expert Loader」は、1200枚積みのCTPプレートをパレットのままCTPへと直接装填できるシステム。

1200枚ものプレートを装填できるので、プレート装填作業の頻度が大幅に減らせるとともに、パレットのまま装填できるので作業負荷もとても少ない。

また、パレット装填部のほかに2段のカセット(それぞれ100枚搭載可能)に異なるサイズのプレートも装填できる。

さらに、パレット装填部を2つ連結させて2400枚のプレートを収められる拡張オプションも用意されており、さらなるCTPの長時間無人運転もできる。

 

アポジードライブ オートパイロットのフロー

アポジードライブ オートパイロットのフロー

一方の「アポジードライブ オートパイロット」は、クラウド型ファイルストレージサービス「アポジードライブ」の拡張機能で、外部から入稿されたファイルのさまざまな情報を読み取り、ルールに合わせて自動振り分け(ギャンギングにも対応)やデータチェックなどを行う。

そのルーティン作業の内容はユーザーごとの運用形態に合わせてカスタマイズしたプログラムを組んで提供されるので、これまで人手と時間がかかっていた細かな作業が自動化されて、入稿からプレート出力までの自動化を図ることができる。

 

これらの導入を決めた狙いについて、ニシカワの西川社長は「これまでは当然やらなければならない仕事としてこなしていた単純作業が、“アポジードライブ オートパイロット”を採用することで人が携わる必要がなくなるのはとても大きな意味があり、真の無人化ができると期待している。そして、フロント側の作業を無人化できた際、CTP出力がボトルネックになると、せっかくの無人化による効率化も意味がなくなる。そのような観点から“Expert Loader”の導入も同時に決めた。これにより、刷版業務の効率化、人のスキルの変化、仕事の流し方の変化が同時に達成される」と期待を表した。

 

 

 

 

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