2018年08月02日

凸版印刷(金子眞吾社長)は、日本各地にある国宝などの文化財や史跡、観光資産の魅力を最先端の表現技術を用いて体験できる、情報発信と価値創造の共創拠点「NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHI」を6月7日に東京都千代田区丸の内3の4の1の新国際ビル1・2Fに新設した。凸版印刷は本施設の機能を活用し、官公庁、自治体、観光関連団体・企業との共創により日本文化の魅力を世界に発信し、訪日外国人客の増加による地方創生・観光立国の実現に貢献するとともに、政府が目標とする2030年の訪日外国人数6000万人達成に向け、関連事業の拡大に注力していく。
 

エントランスを入ると、高さ2・7㍍×幅10㍍の高輝度・高精細LEDウォールに美しい日本の風景を投影し、来場者を迎える

エントランスを入ると、高さ2・7㍍×幅10㍍の高輝度・高精細LEDウォールに美しい日本の風景を投影し、来場者を迎える

 

世界各国で情報政策が進められている中で、文化遺産や史跡など、文化情報の保存・活用にも注目が集まっている。とくに、欧州連合(EU)で公共文化施設での所蔵作品デジタルアーカイブのオープンデータ化が義務づけられた2013年の法改正は、その顕著な例として知られている。
 
日本には2000年を超える歴史があり、国宝・重要文化財指定史跡は1万3166件(2018年5月1日現在)に及んでいるにもかかわらず、その多くがデジタルアーカイブされていないのが現状である。地方創生・観光立国で訪日外国人の増加を目指す日本にとって、食事や宿泊などのホスピタリティだけでなく、有形無形の文化財をデジタルアーカイブし、その魅力を世界に向け発信することが重要な社会問題となっている。
 
凸版印刷は1997年から文化財のデジタルアーカイブデータの公開手法としてVR技術を用いた「トッパンVR」の開発に取り組み、これまでに国宝を含む国内外の重要文化財をテーマとしたVR作品を50本以上製作。2007年にはいち早く4K超高精細VRの開発・公開を行い、近年では12KVRやヘッドマウントディスプレイなど次世代VRの開発に取り組んでいる。また全国の文化・観光資産のコンテンツ化においても、グループ全体で350件以上の実績がある。
 
今回、この実績・ノウハウを活かし、日本における文化コンテンツのデジタルアーカイブを推進する拠点として同施設を新設。日本文化の魅力を世界に向けて発信し、理解を深めることで地方創生・観光立国の実現に貢献していく。
 
凸版印刷は同施設の機能を活用し、新たなビジネスやプロジェクトを共創していく。
 
①産官学連携で文化資産や観光情報をアーカイブしデータベースを構築、世界に向け情報を発信
②高精細LEDウォールやVR、4K・8K映像、プロジェクションマッピングなどの先端表現技術を用い、日本が持つ全国の文化・観光コンテンツのデジタル体験を提供
③未来の新しい観光の形をデザインし、地方創生を牽引する人財育成を支援
 
【同施設の詳細】
 
■オリエンテーションラウンジ/ライブラリー
エントランスを入ると、高さ2・7㍍×幅10㍍の高輝度・高精細LEDウォールに美しい日本の風景を投影し、来場者を迎える。また、日本各地の文化財や観光資源、名産品にまつわる写真集、書物、複製を集めたライブラリーを設置。書棚には8Kモニターを設置し、超高画質VR映像も上映している。
 
■ツーリズムギャラリー
日本全国の多様な地域で活用できる観光メディア手法を提案。全国の観光情報をデータベース化し、一貫して検索・閲覧できる大型サイネージや、プロジェクションマッピングなどを活用した展示手法を活用し、観光客がその地を何度も訪れたくなるよう地域の魅力を引き出していく。
 
■VRシアター
4K3面カーブスクリーン方式を採用。没入感・臨場感あふれるバーチャルな日本文化体験を提供する。日本の文化財をテーマにしたトッパンVR作品を通じ、その魅力をナビゲーターがライブで解説する。
 
■VRテクノロジーギャラリー
VRシアターで上演される「トッパンVR」のメイキングプロセスやデジタルアーカイブ技術と、高品位複製品の作成など活用事例を紹介。
 
■スーパープレゼンテーションルーム
55インチモニター16面を連動させた8Kディスプレイを採用。寺社仏閣、名勝、自然遺産、技術伝承・匠の技・伝統工芸など有形・無形に関わらない全国各地の観光資源を、臨場感のある高精細映像でプレゼンテーションできる。
 
■イベントルーム
最大100人まで利用可能なイベントルームでは、各種セミナーやシンポジウム、ワークショップなどを開催。日本の文化を発掘し、新しい観光コンテンツの価値を創出するネットワーク拠点として活用していく。

 

 
6月7日午前10時から行われた報道向け内覧会・オープニングセレモニーで、主催者あいさつに立った凸版印刷の新井誠専務取締役は「NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHIを観光立国・地方創生のワンストップサービスの場としてぜひご活用いただきたい。ここにお越しいただければ観光立国・地方創生に関する何らかのヒントを得ることができたり、相互の連携が図れる場にしていきたい。そのために地域のニーズに寄り添いながら効果的な支援を企画展開していく空間となるように努めていきたい」と抱負を述べた。  
 

【施設概要】NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHI
 
所在地 東京都千代田区丸の内3の4の1 新国際ビル1階/2階
営業日 月~金曜日(土・日・祝日/凸版印刷定休日は休館)
営業時間 午前10時から午後6時(イベントルームは午前9時から午後6時)
 
 

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