2018年08月02日

第1回講習会のもよう

第1回講習会のもよう

㈱太陽堂印刷所(本社・千葉県千葉市、日暮秀一社長)は、富士ゼロックスが主催する大学と企業を結ぶ地域人材育成「志プロジェクト」に2年連続で参加協力するなど産学連携活動を通じて地域の活性化に貢献している。
 
志プロジェクトは、地域活性化の取り組みの一つとして、大学と地元企業の相互理解を深め、次世代の人材育成に資することを目的とした、CSR活動の一環として推進しているプロジェクト。大学生が地元企業に対し、電話でアポイントを取り、企業訪問・インタビューをして、経営者から直接会社経営について話を聞き、学生目線での会社案内を作成する一連の過程をとおして、学生の就職への意識や行動の変化を促すのが狙い。2018年3月現在、全国で14地域22大学、143の企業が参画している。
 
プロジェクトの参加者は大学、企業、印刷会社、金融機関。それぞれの役割について、大学は①ゼミや授業を通じて学生の活動を推進②企業訪問や会社案内制作の指導③印刷会社とともに講習会、中間交流会、成果報告会を開催する。企業は①学生の訪問を受け入れ、経営者や社員のインタビュー、社内見学に対応②講習会、中間交流会、成果報告会へ参加③学生が制作する会社案内の内容確認。金融機関は①地域の志ある優良企業を選出②企業からプロジェクト協力への合意を確保③講習会、中間交流会、成果報告会へ参加――など。
 
太陽堂印刷所は、地域事務局として、大学・企業・金融機関を先導し、プロジェクト全体をマネジメントするとともに、印刷会社の観点から会社案内制作を支援していく。

 

“学生目線の会社案内”を作成

 

今回、志プロジェクトに参加するのは、敬愛大学経済学経済学科の粟屋仁美ゼミの3年生7人と金珍淑ゼミの3年生4人の計11人の学生たちで、千葉興業銀行が推薦した太陽堂印刷所など、地元の企業5社が、“学生目線の会社案内”を作成する。CSR論、経営戦略論が専門の粟屋教授の要望で、太陽堂印刷所は今年は学生の訪問の受け入れ先としても参加する。
 
6月8日に敬愛大学稲毛キャンパスで志プロジェクト講習会およびスタートミーティングが行われ、参加企業と学生との顔合わせと富士ゼロックスによる志プロジェクトの説明が行われた。
 
当日は、富士ゼロックス㈱グラフィックコミュニケーションサービス事業本部事業企画管理部マーケティンググループの益川三洋氏の司会進行で、はじめに敬愛大学経済学部の藤井輝男学部長が「昨年、志プロジェクトに粟屋先生のゼミが初参加し、今年は金先生のゼミも加わるなど、年々拡大している。ここ数年、大学も授業のやり方が少しずつ変わってきている。インターンシップというかたちで企業実習を取り込んだりしているが、これ以外に文科省が課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学びであるアクティブ・ラーニングの実践を指導しており、志プロジェクトは一番ピッタリする活動ではないか。学生諸君には失敗を恐れず頑張って立派な成果をあげてもらいたい」とエールを送った。
 
このあと、益川氏が志プロジェクトについて説明。学生はアポイントの取り方や会社へのインタビューの仕方や原稿のまとめ方などを学び、初めての会社案内作成についてアドバイスを受けた。最後は担当する企業との打ち合わせを行った。
 

学生の質問に答える日暮秀一(左)

学生の質問に答える日暮秀一社長(左)

今後のスケジュールについて、学生は7月から企業訪問を開始し、9月頃に会社案内の1版を完成させ、10月に中間交流会を開く。そこで、印刷仕様の修正指導を受けながら12月をめどに会社案内を完成させ、来年2月に成果報告会を開催して活動を終了する予定。
 
学生が作成する会社案内の基本的なレイアウトはA4・8ページもので、富士ゼロックスが用意したテンプレートを利用して作成する。この間、太陽堂印刷所は印刷プロセスを理解させるための工場見学、会社案内制作印刷を支援するなど学生たちの活動をサポートすが、“学生目線の会社案内”にするため、印刷仕様や内容の修正指導は最小限に止める。
 
日暮社長は「印刷物製作ではコミュニケーションが非常に大切であり、学生と大いに議論したい。学生目線で、どのような印刷業の会社案内ができ上がるのか今から楽しみである」と語っている。
 
 

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