富士フイルム㈱(助野健児社長)は、インクジェットデジタルプレス「Jet Press」シリーズの新ラインアップとし て「Jet Press 750S」を新たに開発し、今秋に発売を予定している。「Jet Press 750S」は、商業印刷分野および紙器パッケージ印刷分野向けに、オフセット印刷を凌駕する高画質を実現し、国内外で高い評価を得ている「Jet Press 720S」の特徴はそのままに、最新のプリントヘッドやインクの採用により毎時3,600枚という高速出力を可能とした新たなフラッグシップモデル。なお、7月26日から7月31日まで東京ビッグサイトにて開催される IGAS2018に「Jet Press750S」を出展する。
今回発表する「Jet Press 750S」は、「Jet Press 720S」の優れた基本性能を継承しながら、最新の独自技術を採り入れることにより、生産性をさらに向上させた。プリントヘッドの打滴速度を高速化・高精度化し、新たな乾燥機構の採用 により、毎時3,600枚という高速出力を実現。加えて、最大用紙サイズを750mm×585mmに拡大したことで、一般的な書籍のサイズであるB5サイズが一枚に6ページ分印刷できるようになり生産効率が向上した。また、印刷用紙をベルトコンベアに密着させ直接熱を与える新たな乾燥機構により消費電力を約10%削減。乾燥装置本体の全長が従来機に比べ70cm短縮したため、設置面積を約15%削減し省スペース化を実現している。
2018年07月25日
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