2018年07月13日

 凸版印刷は、ベトナムで最大手のIT企業であるFPT Corporation(ハノイ)と海外BPO事業での協業に関して、2016年5月に覚書を締結。この協業をもとに両社はセンサーなど産業向けIoTを活用した「トッパン事務業務効率化シミュレーションサービス」を18年4月に共同開発するなど、BPO事業の拡大に取り組んでいる。
 

 そのような中、凸版印刷とFPTは協業を拡大し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向け、BPO分野でのICT関連の共同研究やそれを支える技術者の確保に関する覚書を年5月30日に締結した。
 

 AIやIoTなどの浸透により、あらゆるものがデジタルでつながり、解析された膨大なデータはそれ自体が新たな価値として創造されることにより、継続的な成長や持続可能な社会を実現するデジタルトランスフォーメーションに注目が集まっている。また人手不足・業務効率化の観点から、顧客からの業務や申込の受付、問い合わせなどをアウトソーシングするBPO事業のニーズが拡大している。
 

 凸版印刷は、①「健康・ライフサイエンス」②「教育・文化交流」③「都市空間・モビリティ」④「エネルギー・食料資源」の4つを今後の成長事業領域と定め、社会的課題の解決に向けた事業活動を推進している。生活者や企業、社会におけるデジタル変革を実現するため、凸版印刷ではデータ収集・価値化し、それに基づく業務や事業の代行(BPO事業)までをトータルで提供する新たなデジタルサービス事業の確立を進めている。
 

 FPTは、ベトナムで最大手のIT企業で、ICTにおける高い開発能力を持ち、主にICT系アウトソーシング事業を中心に活動している。主な事業として、①ソフトウェア開発・システムインテグレーション事業、②テレコミュニケーション事業、③ICT製品の卸・小売事業、④教育事業を展開している。
 

 凸版印刷は、進めてきたFPTとの協業を拡大、BPO事業の拡大を図るとともにデジタル変革の推進に向けた取り組みを強化する。
 

【覚書の骨子】
 ・デジタルトランスフォーメーションの推進に向けた共同研究の検討
 ・ICT関連の研究開発および、それを支える技術者の確保
・ベトナムまたはASEANにおけるBPO分野でのオフショア拠点設立の共同計画開始
 

 今回の協業拡大をもとに、両社はBPOおよびICT分野で技術者の育成を進め、2021年までに国内外で新たに約500人の開発体制を整備する計画。さらに強化をした開発体制を活かし、複雑化・高品質化のニーズに対応したBPO分野でのさらなるIT活用を進めるとともに、デジタルトランスフォーメーションをはじめとした先端技術の研究開発を加速させる。
 
 

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