2018年07月12日

凸版印刷は、フィートと共同で、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の委託研究「自治体向け音声翻訳システムに関する研究開発」(2015年度から19年度の5年間)を受託し、自治体窓口業務に対応した国内で初めての音声翻訳システムの研究開発を進めている。
この研究開発の一環で研究成果でもある、日本語とベトナム語の音声翻訳の普及啓発と、自治体等への社会実装に向けた環境整備を主な目的として、ベトナム人向けに無料の音声翻訳アプリ「NhaTra」(ニャトラ)を提供する。実証期間は18年7月から19年3月末日まで。利用料金は無料。
 

「NhaTra」(ニャトラ)」画面

「NhaTra」(ニャトラ)」のイメージ

 

訪日前のベトナム人がスマートフォンに「NhaTra」(ニャトラ)をダウンロードして、日本語を学習するツールとして使用する。また、訪日時には、生活全般のコミュニケーションツールとして音声翻訳に慣れ親しんでもらうことを目的にしている。
 
現在ベトナムは有数の親日国であり日本経済を支える重要な近隣国となっている。訪日するベトナム人も、観光、就労、留学などさまざまな目的で急増している。スムーズな受け入れ環境を整えることが日本のさまざまな分野で喫緊の課題となっている。
 
想定利用者は、①日本人とのコミュニケーションに課題を抱える在留ベトナム人やその家族②ベトナム人を雇用している企業やベトナム人が通う日本語学校などでの利用。
想定利用シーンは、①学校、病院、警察、郵便局などの公的機関の窓口での活用や飲食店、コンビニ、不動産事業者などの各種サービス窓口におけるコミュニケーションでの利用②建設、介護、農業など分野でベトナム人を雇用するサービス事業者とのコミュニケーションでの利用。
 
使用方法(ベトナム人が使用する場合)は、①アプリを起動し、翻訳ボタンを押してスマホにベトナム語で話しかけると、翻訳された日本語の音声を出力し、翻訳画面にはベトナム語と翻訳結果の日本語テキストも表示される②音声翻訳したい文章をベトナム語でテキスト入力し、翻訳して日本語の音声で出力することも可能。
 
さまざまなシーンで音声翻訳アプリ「NhaTra」(ニャトラ)」を使用してもらい、在留ベトナム人が音声翻訳を利活用する上での新たな課題を抽出する。利用者には、操作性、使用時の目的達成度、利用頻度、誤訳状況などの調査アンケートを実施し、今後の音声翻訳アプリの改善を実施するとともに社会実装に向けた研究開発に役立てる予定。
 
 

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