2018年07月07日

薬品パッケージの製作を専門的に手掛ける、スイスのロンド社が、今年4月からハイデルベルグ製のB1判インクジェット印刷機「プライムファイア106」を導入している。

同社ではこの「プライムファイア106」を、「サプライオンデマンドソリューション」をさらに拡大する武器として活用している。

 

ロンド社が展開する「サプライオンデマンドソリューション」についてヨアヒム・ホルツCEOは、「薬品業界のトレンドは異なる言語や国別版の増加、薬品のさらなる短納期化、パーソナライズされた薬品のニーズへの対応など、かつてない少部数化・短納期化に向かっている。工程の自動化とITの統合を通し、顧客に対してジャストインタイムのサービスを提供し、そうすることによって、彼ら自身のサプライチェーンを最適化することを手助けしている」と述べている。

 

ロンド社では昨年春から「サプライオンデマンドサービス」を開始し、ほぼ1年の間、毎週とても短い納期で大量の折り箱を顧客に供給してきた。

ロンド社では独自のワークフローを自動化し、顧客とERP統合を最適化。

1週間に満たない納期で安定して高品質な製品を小ロットで提供するという目標は、従来のオフセット印刷と最適化された仕事の準備とポストプレス工程によってすでに達成されていた。

その印刷には、菊全判両面兼用コーター付10色機「スピードマスターXL105」が使われている。

 

ロンド社の「サプライオンデマンドサービス」は薬品業界の顧客に、総保有コストを減らす面で貢献している。

要求された数量を正確に納品することで在庫費が削減される。

また、余剰在庫分を廃棄するコストも必要なくなる。

緊密なITの統合が管理部門で大きなコスト節約となり、顧客再度でもトータルサプライチェーンコストが最大で50%削減することができる。

 

プライムファイア106

プライムファイア106

「プライムファイア106」を活用することで、最少で1個から薬品パッケージを生産できるとともに、パッケージ印刷をしながらシリアルナンバーのようなバリアブルデータを印刷することもできる。

そこでEU模倣品防止指令に基づいて、模倣品の流通を防止するためのカスタムシリアルナンバーを印刷することも同社では念頭に置いており、2019年から始めることを予定。

 

ロンド社では「スピードマスターXL105」のすぐ横に「プライムファイア106」を設置。

「スピードマスターXL105」はロングランの仕事、「プライムファイア106」は少部数やバリアブルの仕事と、それぞれの強みで互いを補完している。

これができるのも、「プライムファイア106」の印刷品質と色の安定性がオフセット印刷と肩を並べるレベルだからだと同社では評価している。

 

 

 

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