2018年07月05日

三菱重工製のオフ輪ユーザーで組織するリソピアクラブ(木下宗昭会長・佐川印刷㈱会長)は7月4日、三菱開東閣(東京都港区)で70人超の参加者を集めて講演会を開催した。

今回の講演会は、①リョービMHIグラフィックテクノロジー㈱の広川勝士社長による「IGAS2018出展について」の説明、②三菱重工機械システム㈱印刷紙工機械事業本部技術部の西山浩司部長による「輪転機の新機能ご紹介~マンマシンインターフェースの改良など~」を演題としたセミナー、③プロゴルファーでゴルフ解説者のタケ小山氏による特別講演「屋根裏のプロゴルファーが語る、世界のゴルフとスポーツビジネス」――の3部構成で行われた。

 

木下会長

木下会長

会の冒頭、あいさつに立った同クラブの木下会長は、「インターネットをはじめとするデジタルメディアの伸長の影響もあって印刷メディアは漸減傾向にあり、我々は厳しい環境を迎えている。当社でも、軟包装、パッケージ、また物流に関するサービスなど、新しい事業を創意工夫・試行錯誤しながら展開している。もちろん、個々の会社の努力は不可欠ではあるが、1社だけの取り組みよりも、仲間と一緒になって互いに力添えをしたり、ともに考えていき、総合的なサービスを提供する時代になっているとも感じる。そこでこのリソピアクラブを通して、三菱重工機械システムやリョービMHIグラフィックテクノロジーからの提案、会員同士による情報交換など、有効に活用してもらいたい」と会の開催意義を表した。

 

長谷川社長

長谷川社長

また、三菱重工機械システムの長谷川守社長は、「リソピアクラブは昭和54年に発足して今年で満39年に、そして講演会も今回で第15回を迎えることができた。これも、みなさんからの支持のおかげで、深く感謝している。三菱重工グループでは原子力や防衛宇宙といった一部の事業を除いて事業会社化を進めており、当社も三菱重工印刷紙工機械を含めた3社が統合し、昨年10月に発足した。新会社となって以降、最初の大きな展示会として、7月にIGAS2018、11月にJANPS2018が開催される。ここでは、新たな取り組み・技術について、具体的な発表・展示を予定しているので、当社およびリョービMHIグラフィックテクノロジーブースに来てもらいたい」と述べた。

 

「輪転機の新機能ご紹介~マンマシンインターフェースの改良など~」を演題としてセミナーでは、▽オフ輪の稼働データを活用したリモートメンテナンス機能、▽取扱説明書のデジタル化、▽オフ輪の操作パネルのタブレット化――などについて紹介した。

 

リモートメンテナンス機能については、オフ輪のプレスコントロールシステムのパソコンにキットを接続することで、その機能が付加できるというもの。これにより、リモートで稼働ログやエラー情報の収集ができるようになることから、万一のトラブル発生時の情報収集精度を向上させて迅速な対応ができるようになり、かつオフ輪の稼働データを基にした分析レポートを定期的に提出できるようにもなると説明した。

 

オフ輪の操作パネルのタブレット化については、現在のような固定された操作パネルではなくタブレットPCから操作できるようにするための開発を進めていることが明かされた。これによりオフ輪のどの位置から操作できるようになることから、これまでは2人で声を掛け合いながら行っていた作業を1人でもできるようになる。また、1台のオフ輪に対して複数台の操作用タブレットPCが用意できるので、もし操作パネルが故障した際でも大きな問題となることはないと説明した。

これらの新機能は、JANPS2018で実機展示およびデモンストレーションすることを予定している。

 

 

 

 

 

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