2018年07月02日

1950年代のカナダのケープ・ブレトン島を舞台に祖父から父へ、父から息子へと海底炭鉱ではたらくことをうけいれてきた家族の日常を美しい絵と詩的な言葉で描く。第65回産経児童出版賞翻訳作品賞受賞作品。子どもの心を育む絵本作りに向けた技術・サービスの開発や製造をサポートする図書印刷が制作に携わった。
 

うみべのまちで

『うみべのまちで』


 
▼19世紀の終わりから20世紀の初め、世界のどこかの炭鉱の町に育ち、そこではたらいた少年たちがいる。9歳や10歳ではたらきにでることもめずらしくなかった。少年たちは、まっくらな炭鉱で長時間にわたり、はたらきつづけた。数十年たっても、それらの町のひとびとは炭鉱をたよりに生きていた。祖父や父たちのように炭鉱ではたらく自分の将来をうけいれていた。
 
▼暮らしの中心に炭鉱があった。石炭のにおい、蒸気ポンプや巻き上げ機の音は生活の一部だった。炭鉱の町に生まれた少年たちのおおくは、父や兄たちがそうであったように、遊びたいさかりの少年時代を炭鉱ですごすことになった。「ぼくは、たんこうで はたらく とうさんの むすこ。」「ぼくの まちでは みんな そうやって いきてきた」 
 
(BL出版、22×29㌢・52ページ、税抜1600円)
 
 

 
 

 

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