2018年06月26日

平版インキの生産量および出荷量は平成4、5年ごろ、出荷額は昭和60年ごろの水準にまで減少しているという。グラビアインキや樹脂凸版インキなど食品・日用品関連の包装用途は比較的堅調だが、紙媒体の印刷需要が一段と低迷し、平版インキは厳しい状況が続いている。
 
印刷インキ工業会によると、平成29年における印刷インキの合計の生産量は34万1947㌧で、前年に比べて4966㌧減少、出荷量は39万0739㌧で前年に比べて1万9087㌧減少した。出荷額は2958億5400万円で前年を46億9900万円下回った。
 
平版インキの生産量は10万0904㌧で前年に比べて6578㌧、出荷量は11万5691㌧で1万2641㌧減少した。出荷額は728億0800万円で前年に比べて88億9800万円減少した。
 
樹脂凸版インキの生産量は2万1928㌧で前年に比べ78㌧、出荷量は2万3127㌧で同495㌧増加した。出荷額は175億7000円で前年に比べ3億0700万円増加した。
 
金属印刷インキの生産量は1万1210㌧で前年に比べて189㌧、出荷量は1万3309㌧で214㌧減少したが、出荷量は124億4800万円で前年より3億5400万円増加した。
 
グラビアインキの生産量は12万6395㌧で前年に比べて1603㌧増加したが、出荷量は15万6296㌧で3881㌧減少した。出荷額は836億8300万円で前年に比べ21億7500万円減少した。
 
その他インキの生産量は4万1769㌧で前年に比べて3209㌧、出荷量4万2213㌧で2138㌧増加した。出荷額は884億2800万円で89億1100万円増加した。出荷額が800億円を超え、平版インキやグラビアインキの出荷額をも超えた。ここ数年のUVインキの増加が寄与したとみられている。
 
新聞インキの生産量は3万9741㌧で前年に比べて3164㌧、出荷量は4万0103㌧で4961㌧、出荷額は209億1700万円で31億9100万円減少した。生産量は7年連続、出荷量、出荷額は4年連続で前年を下回った。
 

UVインキは堅調

 
なお、平成29年9月にまとめられた28年UVインキ需給実績によると、同年度の生産量は1万5288㌧で前年比107、出荷量は1万5200㌧で同106、出荷額は290億0700万円で同104だった。このうちオフセット用UVインキが約66%を占めており、生産量が1万0066㌧で前年比113、出荷量が1万0054㌧で同113、出荷額が187億5400万円で同112だった。
 

輸出も大幅に減少

 
また、同年10月に行われた同工業会会員各社における印刷インキの輸出入状況調査報告によると、輸出については数量8770㌧で前年比87、金額で114億1180万円で同90と大幅に減少した。
枚葉オフが数量3114㌧で前年比96、金額20億1459万円で同93、オフ輪が数量609㌧で同61、金額2億3971万円で同56、その他が数量5046㌧で同87、金額91億5751万円で同91だった。
地域別ではアジアが数量5706㌧で前年比86、金額81億8329万円で同96。
 

輸入は数量887㌧で前年比108、金額5億2121万円で同114だった。
 
 

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