2018年06月15日

独・ハイデルベルグ社は5月16日、同社ウィスロッホ-ヴァルドルフ工場で「パッケージング・デイ」と題した個展を開催し、世界中から400人を超える来場者が訪れた。

「Think out of the Box(既存の枠組みにとらわれない)」というテーマを掲げて開催されたこの個展では、これまではテストユーザー企業もしくは研究施設内でしか公開されていなかったB1判インクジェットデジタル印刷機「プライムファイア106」を初披露。

また、オフセット印刷とデジタル印刷、後加工をプリネクトワークフローで統合する、パッケージ印刷の新たなビジネスモデルを提案した。

 

この個展では、パッケージ印刷の市場傾向やそれに対応するソリューションへの理解を深めてもらうべく、▽Packaging as you like、▽Operational Excellence、▽Special Applications――という3本のインフォメーションツアーを行った。

 

注目を集めたプライムファイア106の実演

注目を集めたプライムファイア106の実演

「Packaging as you like」では、菊全判6色コーター付印刷機「スピードマスターXL106-6+L」と「プライムファイア106」を使い、同じデータを印刷するデモを行った。

たとえば、商品の紹介時や初期売出し時にはデジタル印刷で小ロット生産し、後に本格的な販売を開始する際はオフセット印刷で大ロット生産するなど、新しいデジタル印刷とオフセット印刷のシームレスな統合を提案。

また、「プライムファイア106」の単独のデモンストレーションでは、パッケージのバージョニングとパーソナライズによる付加価値創出法が示された。

 

「Operational Excellence」では、時間とコストの削減に焦点を当て、受注から製造・納品にわたるプロセスチェーン全体の最適化について紹介。

高度に自動化した方法で工程を繋げて高い実生産性を達成するべく、drupa2016で同社が唱えた自動運転印刷コンセプト「Push to Stop」を実現するテクノロジーとして、「スピードマスターXL106-6+L」で6色のパッケージョブを行った。

ここでは、オペレーターがなにも操作することなく印刷機が自律的にジョブチェンジを連続して行っていくさまを示した。

3つのインフォメーションツアーを通してパッケージソリューションが紹介された

3つのインフォメーションツアーを通してパッケージソリューションが紹介された

また、オプション搭載の「ハイカラーマルチドライブ」では、任意の胴のインキングユニットをメインドライブから切り離し、インキングユニットを独立して洗浄することができるので、刷版交換、圧胴洗浄、ブランケット洗浄、インキローラー洗浄などの作業をすべて同時に行え、ジョブ替えの大幅な短縮を図ることができる点も示された。

 

「Special Appcilations」では、費用対効果の高い方法でさまざまな用途に対応するパッケージ製造の実演として、フォイルスター搭載の菊全判両面兼用8色Wコーター付印刷機「スピードマスターXL106-8-P+LYYL」と「スピードマスターXL75アニカラー」のデモンストレーションが行われた。

ここでは、高付加価値の化粧品パッケージ印刷を蒸着紙に行うデモンストレーションなどを行い、複雑で付加価値が高い仕事をワンパスで処理して利益を生み出す提案がされた。

 

 

 

 

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