2018年06月18日

長野県印刷工業組合は5月24日夕、長野市のホテル国際21で平成30年度通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選で清水光朗理事長に代わって、常務理事の藤森英夫氏(亜細亜印刷㈱)を新理事長に選任した。2020年に開催する全日本印刷文化典長野大会の主催工組として、成功に向けて全国大会実行委員会を立ち上げ準備に入る。

 

総会は、堤典義氏(㈲フレンド印刷所)を議長に選出して議案審議に入り、平成29年度事業報告・収支決算・剰余金処分案承認の件、平成30年度事業計画案・収支予算案ならびに賦課金の賦課および徴収方法案承認の件などの上程議案をすべて原案どおり承認した。
平成30年度は、全印工連との連携を強め、その変化に対応し、付加価値をよりいっそう高めていくための方向性を的確に示し、業界活性化につながる有益な情報提供、各種事業を推進していくとしている。

 

役員改選で理事長に選任された藤森氏は「大変重い職ではあるが、自分の持てるすべての力をもってまっとうする覚悟なのでよろしくお願いしたい」と前置きしたのち、つぎのように抱負を述べた。

 

「先日、業界紙に名古屋地区の紙の出荷量が、2~3月と2カ月連続して前年比10%以上の減少となっているとの記事が載っていた。とくにA3コートは20%近く落ち込んでいる。このように、商業印刷はいま非常に厳しい状況にある。昔の良かった時代と違い、いまは1社1社が良く考えて経営にあたらないといけない時代である。今後、組合からいろいろな情報を発信していくが、皆さんの会社が有益で優良になっていくのも当然だが、お客さまがどれだけ笑顔になれるのか真剣に考えてこそ、自分自身が変わっていけるのではないか。最近、自分の子どもには後を継がせたくないとか、将来が不安だという話しをよく聞く。当然リーダーである経営者は従業員の目の前ではそんなことは話していないと思うが、5年後、10年後の自社の方向性をきちんと描いていかないといけない。先行き不透明だからじっと我慢していればよいという時代ではない。我慢しているのであればもうその時点で遅い。
また、業界紙に都道府県別のグリーン購入普及率に関する記事が載っていたが、長野県は47都道府県中最低の42位(5県が同率で最下位)である。これは危機でありチャンスでもある。自社が環境対応していることをアピールしてグリーン購入を推進していけば、われわれの方に良い風が吹いてくる。地元企業への優先発注を訴えても地元企業が環境対応していなければ話にならない。決して自分たちだけが豊かになっていくのではなく、お客さま、さらにその先にいる人たち、そして長野県民が豊かになっていくことを考え、その上で自分たちがどのように変わっていけばよいのか真剣に考えて変わっていかないと明るい未来は見えてこない。私利私欲ではなく正義につなげていかないといけない。夢や希望を語り合える場所として長野工組が活力を持って活動していけるように頑張りたい」
 

藤森英夫理事長

藤森英夫理事長


 

このあと、4期8年間にわたり理事長を務めた清水光朗前理事長はじめ、退任役員に感謝状が贈られた。

 

藤森理事長は、総会終了後の懇親会の冒頭あいさつの中で、2020年に長野工組の主催で開催する全日本印刷文化典長野大会について触れ「長野県は面積が広く、なかなかコミュニケーションが取りにくい場所だが、印刷文化典を主催することで長野県全体が一丸となって一つになるきっかけを与えられたと考えている。ぜひ、前向きに捉えて積極的に参加していただき、皆で作り上げたい」と述べ、協力を呼びかけた。

 

今後、全国大会実行委員会を立ち上げ、大会会場選定や日程調整に入る予定。なお、会場候補として軽井沢プリンスホテルが挙がっている。

 

【新役員】
理事長=藤森英夫(新任、亜細亜印刷㈱)▽副理事長=増田富治雄(㈲マスダ印刷)、臼井行孝(㈱佐久印刷所)、犬飼勝忠(㈱プラルト)、吉澤和人(ヨシザワ印刷㈱)▽常務理事=倉田英彦(新任、中外印刷㈱)、宮澤徹(電算印刷㈱)、岡田敬幸(新任、㈲中央堂印刷社)、佐藤潔英(佐藤印刷㈱)、春原勇司(新任、春原印刷所)、柴田文生(中央印刷㈱)、小松肇彦(㈱小松総合印刷)、田口敬佑(田口印刷㈱)▽理事=西沢徹(西沢印刷㈱)、伊藤博(新任、法規書籍印刷㈱)、池田剛(長野印刷工業組合)▽監事=青沼功(正晃印刷㈱)、一志誠(新任、双葉印刷㈲)
 
 

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