2018年04月24日

今年、創立70周年を迎えた印刷インキワニス工業会(西澤吉樹理事長)は、4月26日午後4時から、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で、記念式典・記念パーティーを開催し節目を祝うとともに、より一層の業界発展と各社の繁栄を誓い合う。
 

記念式典は、松井寿文実行委員長の開会のことばで始まる。主催者を代表して西澤理事長があいさつを述べる。来賓紹介ののち、インキワニス業界ならびに工業会の発展に貢献した人たちに感謝状を贈呈し功労を称える。また、長年、企業の発展のために尽力している勤続優良従業員らを表彰する。
 

来賓の松井一郎大阪府知事はじめ、大阪府ものづくり振興協会・池﨑博之会長、大阪府印刷工業組合・作道孝行理事長、印刷インキ工業連合会・川村喜久会長が祝辞を述べる。祝電披露に続き、受賞者を代表して鈴木一巳元理事長が謝辞を行う。松井実行委員長が閉会のことばを述べて、式典を終了する。
 

5時30分からは記念パーティー。松井実行委員長のことばで開会。村井史郎シークス㈱会長の発声で乾杯し、祝宴となる。中締めは赤松正章副理事長が行う。
 

感謝状
◆歴代理事長
村井史郎(シークス㈱代表取締役会長)▽井上治(元サカタインクス㈱専務取締役)▽鈴木一巳(元サカタインクス㈱代表取締役社長)▽伴亨(富士インキ工業㈱代表取締役会長)▽吉川和男(内外インキ製造㈱代表取締役社長)▽西澤吉樹(三星インキ㈱代表取締役社長)
◆歴代副理事長(過去10年)
大石壽(元大阪印刷インキ製造㈱常務取締役)
▽木田宏(元大阪印刷インキ製造㈱取締役)
◆技術委員会・委員特別功労
技術委員会
◆永年功労者
中村博明、尾﨑美子(印刷インキワニス工業会事務局)

優良従業員
沖田賢次、末廣尚史(猪名川顔料㈱)▽坂口寛、鳥羽瀬美貴、野下素子、福井博文、楠田良輔(大阪印刷インキ製造㈱)▽坂本茂雄、若木正、佐藤義秋、堀井一弥、児玉八朗、樺澤良夫(㈱昭和インク工業所)▽瀬戸賢一(大日精化工業㈱)▽北本治、江口宏吉(大洋インキ製造㈱)▽梶原貴之、片山成人(内外インキ製造㈱)▽鶴﨑信之、七條吉行、迫田勝也(富士インキ工業㈱)▽関西一志、北川安春、玉井靖啓、松吉孝男(マツイカガク㈱)▽松本守、勝田治一郎(都インキ㈱)▽橋長譲、森康浩、長谷行洋、長谷敏貴、阿形宣之、塩田吉紀、林田啓、木村英司、川口智幸、法心昌仁(三星インキ㈱)

 

「挑戦つづけ、需要家のニーズに応える」西澤吉樹理事長

 

西澤吉樹

西澤吉樹理事長

 

印刷インキワニス工業会が、昭和23年6月11日に創立されて以来、多くの激動と変革の時代を乗り越え、印刷産業とともに歩み、本年ここに、70周年記念式典を開催できますことは、私ども会員一同の大きな喜びとするところでございます。
 
これもひとえに、関係団体のご指導と需要家の皆さまのお引き立てと心得、心より感謝申し上げます。70年の歴史を刻めることができたのは、歴代の理事長はじめ、役員諸氏および会員各位のご尽力と、たゆまざる研鑽のたまものと存じ、心より厚く感謝申し上げます。
 
工業会創立の昭和23年といえば、敗戦後の復興間もない大変厳しい時期でありました。印刷インキ製造におきましては生産技術や品質技術のレベルアップが求められ、さらに着実な生産量の確保を目指しておりました。
 
われわれの先輩は、印刷インキ業界の復興には、同業者の協調が不可欠との見地から、会員相互の親睦を図るとともに、生産に関する自主的調査、研究・情報交換ならびに品質の進歩・改良こそが印刷インキ業界の発展を促進させるものと確信し、そのために必要な一切の適法な事業を行うことを目的として、ここ大阪の地に「印刷インキワニス工業会」を設立いたしました。
 
戦後復興から印刷関連産業は目を見張るほどの成長を遂げ、戦後復興の大きな下支えを行いました。製版技術や印刷技術は年々開発が進み印刷インキもその対応から品質向上など、さまざまな努力を重ねてまいりました。
 
その後印刷業界に大きな影響を与えたのはコンピューターの進歩とインターネットなど情報環境の大きな変革でありました。デジタル関連印刷業界も次第に普及し、とくにオフセット印刷業界はその影響をまともに受け、平成18年前後から年々出荷量が減少しております。
 
一方、食品包装など多用途に適応できるグラビア印刷業界は年々その規模を拡大しております。このような流れの中、化学産業である印刷インキには安全・環境など、さまざまな要求が増しております。工業会では環境・製品安全・食品衛生の各専門委員会を技術委員会で統括し、世界の安全情報などを精査しその対応や情報を発信しております。
 
また印刷インキの安全性を明示する植物油インキマークから、現在はインキグリーンマーク(IGマーク)の普及に向けて取り組んでいるところであります。印刷インキ業界は東日本大震災など厳しい状況を乗り越え、様々な問題を解決しながら現在の存続と繁栄を目指し、英知を出し合い協調しながら活動しております。
 
これからもさまざまな挑戦を続け、印刷インキの安定供給責任をまっとうし、需要家のニーズに応える決意を新たにいたしております。さらに印刷を含む関連団体への積極的な活動も目指していかねばなりません。引き続き関連団体の皆さまのさらなるご指導、ご支援をたまわりますようお願い申し上げます。
 
 

印刷インキワニス工業会は大阪塗料会館の5F

大阪塗料会館の5階に印刷インキワニス工業会がある

 
 

歴代理事長

▽初代(昭和23年6月~昭和24年3月)山本重次郎(山本インキ㈱)
▽二代目(昭和24年4月~昭和30年3月)三木雄吉朗(大阪印刷インキ製造㈱)
▽三代目(昭和30年4月~昭和33年3月)阪田靖人(㈱阪田商会)
▽四代目(昭和33年4月~昭和38年3月)三木芳衛(大阪印刷インキ製造㈱)
▽五代目(昭和38年4月~昭和42年3月)中井寅太郎(内外インキ製造㈱)
▽六代目(昭和42年4月~昭和46年3月)阪田一夫(㈱阪田商会)
▽七代目(昭和46年4月~昭和48年3月)中井寅太郎(内外インキ製造㈱)
▽八代目(昭和48年4月~昭和50年3月)西澤正男(三星インキ㈱)
▽九代目(昭和50年4月~昭和56年3月)吉栖弘(吉弘商会㈱)
▽十代目(昭和56年4月~昭和58年3月)西澤正男(三星インキ㈱)
▽十一代目(昭和58年4月~昭和60年3月)吉川繁(内外インキ製造㈱)
▽十二代目(昭和60年4月~平成元年3月)森興一(合同インキ㈱)
▽十三代目(平成元年4月~平成5年3月)村井史郎(サカタインクス㈱)
▽十四代目(平成5年4月~平成7年3月)西澤正男(三星インキ㈱)
▽十五代目(平成7年4月~平成11年3月)井上治(サカタインクス㈱)
▽十六代目(平成11年4月~平成15年3月)伴亨(冨士インキ工業㈱)
▽十七代目(平成15年4月~平成19年3月)鈴木一巳(サカタインクス㈱)
▽十八代目(平成19年4月~平成21年3月)吉川和男(内外インキ製造㈱)
▽十九代目(平成21年4月~現在に至る)西澤吉樹(三星インキ㈱)
 

 

70年のあゆみ

明治42年大阪印刷インキ同業会創立
大正6年大阪印刷インキ材料同業会設立(改組)
昭和8年7月 大阪印刷インキ工業組合設立(改組)
昭和17年2月 東京、東部、大阪の3印刷インキ工業組合で日本印刷インキ工業組合連合会結成
昭和19年3月 日本印刷インキ工業統制組合設立
昭和22年6月 日本印刷インキ工業協同組合設立(改組)
昭和23年6月 印刷インキワニス工業会創立
昭和24年6月 通産省委嘱により生産動態統計調査開始
昭和27年4月 カーボンブラック統制廃止、石油製品配給規制廃止(輸出許可物質)
8月 印刷インキ工業連合会を結成
昭和28年3月 計量自治管理会を発足し、会員事業所の適正な計量管理を開始
6月 第1回東西連合懇親会を湯河原・大野屋で開催
昭和30年11月 第1回勤続優良従業員表彰式典を開催して253人を表彰
昭和41年8月 会員の福利厚生のために印刷インキワニス材料共済会を発足
昭和43年4月 創立20周年記念式典を箕面観光ホテルで挙行
6月 印刷インキ製造設備の耐用年数9年に短縮
昭和45年4月 PCB(ポリ塩化ビフェニル)問題起こる
昭和46年3月 PCB問題など法規制対策のため、公害対策委員会を設置
昭和47年6月 「印刷インキに関連する法令知識」を発刊
昭和48年1月 保証保険法にもとづき、印刷インキ製造業が不況業種の指定を受ける
昭和53年4月 創立30周年記念式典を箕面観光ホテルで挙行
昭和55年6月 西澤正男理事長の提言により米国印刷インキ工業会(NAPIM)に加入
昭和59年8月 租税特別措置法改正による揮発油税問題対策の特別小委員会を設置
昭和60年6月 計量自治管理会、大阪府計量協会長表彰を受賞
昭和63年3月 大阪府商工部による「印刷インキワニス製造業企業診断」を実施
平成5年4月 大阪府環境局大気課よりヒアリングを受ける
平成7年1月 1月17日早朝に発生した阪神淡路大震災義捐金を大印工、兵庫印工を通じて被災印刷業者に寄贈
10月 第9回勤続優良従業員表彰式典を大阪印刷材料同業会との共催により朝日生命ホールで開催
平成9年6月 本環境協会はオフセット印刷インキをエコマーク新類型に認定米国より日本へ提出された(植物油系印刷インキ)の特許申請対策に対し情報交換会を開催
平成10年4月 大阪府産業功労者賞(団体)受賞
10月 米農務省より日本からの植物油関連特許の異議申し立てを受理取り消し決定
平成12年7月 原油急騰で連合会として業界の窮状を訴え 需要家へのお願い状作成配布
平成15年3月 大阪印刷材料同業会と近畿印刷産業機材協同組合との合併に伴い印刷インキワニス材料共済会を解散した
平成18年3月 食品包装材料用印刷インキからすべての印刷インキを対象として対象物質
平成19月8月 アメリカのサブプライムローンの破たんによって世界的暴落リーマンショックが発生する印刷インキ特に平版インキはこの時期から暫時減少傾向
平成20年4月 創立60周年記念式典を太閤園で挙行 記念して印刷インキワニス工業会史―最近20年のあゆみ―を中心に発刊
平成23年3月 11日東日本大震災が発生 福島の原子力発電所事故とも重なり影響は甚大 千葉工業地帯の印刷インキ材料製造会社が火災 深刻な供給問題が発生資材委員会を中心に会員会社が相互協力した
平成24年7月 印刷会社でPS版洗浄液中の塩素系化学物質により胆管癌が発症したとの報道で作業環境の管理方法の見直しを含め大きな労災問題となった
平成27年1月 芳香族アミン問題への対応通達(厚労省労働基準局)
3月 IGマーク登録が始まる
6月 酸化チタン規制動向と業界での対応(厚労省アンケート対応)
平成30年4月 創立70周年記念式典及びパーティーをシェラトン都ホテル大阪で挙行

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