2018年04月16日

ミューラー・マルティニ ジャパン㈱(本社・東京都板橋区)は4月10日、日宝綜合製本㈱(本社・岡山市、岩坪誠次郎社長)の長船工場で記者会見を開催した。

この会見では、日宝綜合製本の長船工場に今年1月、モーションコントロール技術(各ユニットの可動部がサーボモーターで単独駆動した上で全体を同期制御する)を採り入れた無線綴じ機「アレグロ」を納入した経緯を説明するとともに、その稼働状況を披露する工場見学会も行った。

 

(左から)日宝綜合製本の木下信吾常務、岩坪社長、ミューラー・マルティニのルドルフ ミューラー会長、五反田専務

(左から)日宝綜合製本の木下信吾常務、岩坪社長、ミューラー・マルティニのルドルフ ミューラー会長、五反田専務

無線綴じ機「アレグロ」は、製本の仕様を入力すると自動で無線綴じラインの各部がセットされる上、モーションコントロール技術によって各ユニットのセットを同時に高精度で行うことができることから、きわめて迅速にジョブ替えができるシステム。

今回、納入されたのは「アレグロ」本体にミューラー・マルティニ製の丁合機、搬送コンベア、三方断裁機が接続された純正ラインに加え、㈱北電子製の集中型乱丁防止装置「TM-700」を搭載。

多品種小ロット生産のさらなる効率化とより高品質な製品づくりを実現した無線綴じラインとなっており、多くの出版社や印刷会社からの多種多様な製本ニーズに対し、短時間かつ少人数での切り替えが可能になると同時に、高品質な製品を提供することができる。

 

「アレグロ」の詳細な特徴について説明に立ったミューラー・マルティニ ジャパンの五反田隆専務は、「今回納入したシステムでは、アレグロ、ブックデータセンター、3694丁合機、搬送コンベア、ソリット三方断裁機という構成になっている。すべての機器が当社製なので丁合から三方断裁機までを集中管理でき、小ロット生産の効率化や切り替え時間の速さというアレグロの特徴を最大限発揮できる」とメリットを強調した。

そして、中央コマンダで製本ライン全体を監視できる「ラインコントロール」、製本作業前に本文と表紙を実測してその数値に基づいて各ユニットのプリセットを高精度で行う「ブックデータセンター」、ダイレクトドライブの採用でセットアップから生産時間までを最短化できる「モーションコントロール」などの特徴も紹介した。

 

それを受けて日宝綜合製本の岩坪社長は「我々を取り巻く環境近年大きく変化している。多品種小ロット化のさらなる進行、人手不足、働き方改革といった変化に対し、この“アレグロ”は最大の能力と効果を発揮してくれると信じている」と期待を表した。

 

 

 

技術・製品-関連の記事

PAGE TOP