2018年04月10日

印刷業の後継者育成をサポートする、唯一の印刷専門学校である学校法人日本プリンティングアカデミー(JPA、花井秀勝理事長)は、4月4日、東京・文京区小石川の同校で第41回入学式を行い、来賓、企業関係者らを招いて、本科生3人、新入社員研修18日間コース37人を迎えた。
 

来賓、企業関係者ら多数が参列した

来賓、企業関係者ら多数が参列した


 
入学式は、臼田真人全日本印刷工業組合連合会会長、塚田司郎日本印刷技術協会会長、山口実日本フォーム印刷工業連合会専務理事の3人の来賓紹介から花井理事長の式辞となった。
 
「私は昨年6月に理事長に就任したので、初めての入学式ということで、皆さんと同じ気持ちである。お互い学びながら、指導していきたいと思う。かつて印刷業界は3Kと言われていたが、現在、印刷業界の大きな特徴はコンピュータをいち早く導入したことと、その占める割合が大きいということである。今年の入学生はほとんど、95年生まれ以降だが、この年はアマゾンという会社が創業した年である。皆さんはジェネレーションZ世代であり、生まれた時からインターネットありきの世代である。そのことを踏まえながら、新しい形の印刷会社とデジタルメディア、印刷はペーパーメディアであるとともに、デジタルメディアも一緒に扱う業界だということを学んでほしい」と述べた。
 
花井秀勝

花井秀勝理事長

 
 
次に来賓祝辞があり、臼田会長は「JPAはこれまで約1000人の印刷業界に特化した卒業生を輩出しているということで、私ども全印工連にもその卒業生が、また全国各地にも卒業生の方々が多く活躍されている。新入生の皆さんには多くの先輩同様、将来の印刷業界を担う人材として、大きな期待をしている。さて全印工連では2000年以降、全国の組合員に向けて、新たな印刷産業の形として、様々な提言をしている。その基本は、従来の受注型製造業から脱却して、印刷を核として、顧客の課題を解決するソリューションプロバイダーを目指すことである。課題を顧客から抽出して、その課題に応える。まさにこれからの印刷業においては、顧客課題解決が大きな使命である。また、自社の業績拡大だけではなく、社会貢献も企業経営に必須となっている。ぜひこの学び舎をもって様々なことを学んでほしい」と述べた。
 

臼田真人

臼田真人会長


 
 
続いて塚田会長は「新入生の皆さんがここにいるのは、皆さんの自らの選択の結果だと思う。子どもの頃は、野球選手や歌手になりたいとか考えていたが、成長していく過程で現実的な選択となって、今ここにいる。何かをやるということは、何かをやらないということと同じである。ひとつのことをやるということは、それをやらなければ、やれたであろう可能性というものを捨てたということだ。何かを選択するということは、それだけ意味があり、一生懸命にひとつのことをやる意味があると思う。しかし、若いうちは自分の選択が正しいか分からない。だから一生懸命やってほしい。
花井理事長も話していたが、デジタルメディア時代になり、重要なことは何なのかということが議論されているが、やっぱりそれは会社も人間も信頼関係が重要ということである。皆さんの行動・言動が、所属する会社の信頼につながる。自らの信頼もそうだし、会社の信頼につながる。
最後に紙メディアのこと。インターネットで検索すれば確かに楽である。しかしその使い分けである。人間が思考を形成するのに最適なのは、紙だと思う。じっくり自ら考え、行動・経験する人間になってほしい。そして印刷業界なので読書の習慣を忘れずにいてほしい」とエールを送った。

 

塚田司郎

塚田司郎会長


 
 
次に新入生38人による新入生宣言が、各人よりあった。日経印刷㈱の女性社員から「出版不況をくい止めたい!」という威勢のよい宣言が出たときには会場がわいた。
 
職員紹介の後は、花井理事長による特別講義「印刷ビジネスの面白さ」が行われた。
 
 

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