2018年04月16日

FFGSグラフィックサプライ㈱(加藤好洋社長、以下FFGSG)は、印刷通販サービスを展開する滋賀県の㈱ウエーブ(白子善久社長)と業務提携し、汎用ロボットにウエーブ独自開発のソフトウェアやロボットハンドを組み合わせた業界初の自動化システム「WAVE 15P―Series」の取り扱いを開始した。4月18日・19日の2日間開催される「JP2018 ICTと印刷展」に富士フイルムグローバルグラフィックシステムズと共同出展し、同自動化システムを実機展示する。

 

製造ラインで稼動するロボット

製造ラインで稼動するロボット


 
工場内で稼動するロボット

工場内で稼動するロボット


 

3月20日、ウエーブ滋賀事業所でFFGSGから加藤好洋社長、野村博文副社長、市枝章西日本支社長。ウエーブから白子善久社長、山本浩史ロボット・メカトロ開発部部長、渡辺大滋賀事業所所長から出席して開催された記者発表会では、同自動化システム「WAVE 15P―Series」は、ウエーブ社内でも運用しており、エコリング綴じカレンダーの製造工程において従来5人の作業員で行っていた丁合、反転、梱包などの作業を自動化した生産ラインが公開された。現場の作業負荷軽減、省人化、24時間稼働を実現するなど、大きな効果を挙げている。
 

加藤好洋(左)と白子善久

加藤好洋(左)と白子善久

 

今回取り扱いを開始した業界初自動化システムは、ウエーブが印刷会社として培ってきたノウハウを活かし、独自の機構を組み込むことで自動化が進んでいなかった印刷業界における自動化の課題を克服し、さまざまな印刷物の生産ラインでの活用を可能にしている。また、汎用ロボットに独自開発のソフトウェアやロボットハンドを組み合わせているため、部品やソフトウェアを変更するだけで、さまざまな作業に用いることができる。

FFGSGでは、初年度の販売として110台を目標としている。

 

 

加藤社長の話 「本年1月にFFGSプリントサプライと経営統合し新生FFGSGとしてスタート。営業方針として次の4つを掲げている。①パッケージ市場を対象とするパッケージセールス&マーケティング部を立ち上げ、取り扱い製品を拡大することで、一段と提案力を強化する②デジタル印刷機の普及に努める③顧客が気づいていない潜在的な課題を発掘、新規市場の開拓や新規事業立上げなど、顧客の事業拡大に貢献する提案をしていく④働き方改革や人手不足に対応できるよう生産現場の省力化、効率化に貢献できる機器を発掘し提案する。FFGSGはウエーブ製の業界初自動化システム「WAVE 15P―Series」の国内販売総代理店となりウエーブと業務提携し販売を開始する。昨今、急速に進む小ロット化・多品種、短納期化、人手不足に対応するために生産工程の自動化を推進する大きな戦力になると考えている。FFGSGの全国ネットワークを活かし印刷会社に提案したい」

 

 

白子社長の話 「弊社は1985年から1995年までソフトウェア・機械の開発、1987年から1991年にスーパーカッターを開発し1996年通販の印刷・加工業に転向、1998年メールオーダー開始、2000年WEBサイト上でオフセットカラー印刷の受注を自動化、2017年自社開発の自動化システムの一部稼動した。今回の『15P―Series』の名称の由来は15種類のPではじまる言葉に集約した。自動化システムの開発の経緯として、印刷業界は3Kの代表と言われていた、近年、深夜勤務と土日祝日の交代勤務の嫌われることが1つの要因となった。そのために自動化を強力に推進すること決めたが、思い通りの機械を作っていただけるところがなく自社で開発することにした。自動化の詳細はECOリング綴じカレンダーの工程が細かく分かれているため、多くの人数を必要とし、人手不足のために、同時並行作業が困難であった。今後は丁合・製本・反転・封入封緘・パッケージングを完全自動化で5人削減、製造時間を約3分の1に削減する見込みである。
さらに、現在手動の、箔押し機・レーザー加工機を1台で自動化する機器なども開発中で、開発予定の機器は①長時間連続運転が可能な、ECOリング綴じカレンダー用丁合機②機器間接続用キッカー③大判パネル印刷とカット工程自動化機器④パッケージの自動化機器⑤断裁の自動化機器など。ロボット・メカトロ開発部について、各職場から30歳前後のメカ・電気制御・ソフト開発・設計分野の各専門担当4人、取りまとめ役1人を選抜し5人体制でスタートした。当社は、ほぼ内製しているため、用途に応じて機械の種類もバラエティーに富んでいる。自分たちで操作・メンテナンスすることで豊富な知識を身につけており、あらゆる要望に最適の機能や構造を提供可能であると考えている。業界ではじめての汎用ロボットを自在に使いこなすことで、構築可能な領域が一気に広がり、競合のない製品だと思う」
 
 

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