2018年03月28日

印刷同友会(田畠義之幹事長)は3月22日、埼玉県狭山市の音羽印刷で3月研修会(担当:福田真太郎・白石良多幹事)を開き、会員ら20人弱が同社グラビア印刷工場を見学した。同工場では食パン、冷凍食品などのパッケージの印刷加工を24時間2直体制で行っている。敷地平米当たりの生産メーター数では誇れる数字を上げているという。営業はOTOWAグループの音羽産業が担う。
 

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音羽印刷、グラビア印刷の概要を聴いた

 

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シリンダーに触れてオフセットとの違いを確かめた

 

研修会では初めに音羽印刷およびグラビア印刷の概要を聴き、シリンダー、ドクターブレード、軟包材など実物に触れながら、改めてオフセット印刷との違いを確認した。次いでつなぎの防塵服を着用し、3班に分かれて軟包材のグラビア印刷ラインを見学。グラビア印刷ならではの特性を学んだ。
 

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グラビア印刷機の稼働状況を視察


 
音羽印刷の設立は1980年3月。6色グラビア印刷機を導入し、包装フィルムの本格生産を開始した。85年9月に7色グラビア印刷機を導入。90年5月に軟包装衛生協議会登録工場認定を受けた。91年3月に5色グラビア印刷機、94年9月に振分可能5色グラビア印刷を増設した。95年6月に軟包装衛生協議会認定工場154号として認定された。同年11月第2工場を開設、生産体制を拡張した。96年2月にドライラミネート機、同年12月に印刷検査装置を導入した。2002年6月には増築、第2工場を統合した。07年12月VOC処理装置を設置した。09年9月に日本印刷産業連合会グリーンプリンティング認定工場として指定された。14年11月に振分可能5色グラビア印刷機を10色機に入れ替えた。
 
現在の設備は、印刷機が1号機1200㍉幅7色グラビア印刷機(中島)、3号機1200㍉幅6色機(同)、7・8号機1200㍉幅10色グラビア振分機(オリエント)。検品機が1・2・3号機巻替検品機(ハギハラ)という構成。
別工場・音羽紙工にスリットが1・5・6号機(トーシン)、2・3号機(ハギハラ)、製袋が1・2・3・5・6号機(トタニ)。
 
工場見学後、本川越の小江戸蔵里まかない処(大正蔵)に移動し、懇親会を開いて意見を交換した。
 
乾杯のあいさつで田畠幹事長は「われわれとは違う世界を見ることができた。食品に近い世界だと徹底した管理が求められる。学ぶ部分が多かった。皆さんの工場でもそれを生かしていただければと思う。そうとう高額な機械だと思っていたが、思いのほか価格が安く驚いた。逆に版が高かったり、技術が難しかったりする」と述べた。
 
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懇親会で意見を交換した


 
同所は明治8年(1875年)に創業した旧鏡山酒造の建築物を、当時の面影を残しつつ改修した施設で、市民と観光客との交流、地域の活性化を図るとともに、川越市の物産などを楽しむ場である。

 
 

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