2018年03月08日

印刷業の後継者育成をサポートする、唯一の印刷専門学校である学校法人日本プリンティングアカデミー(JPA、花井秀勝理事長、猪股康之学校長)は、2月16日に「JPA感謝会2017」をJPA本校で開催し、95人の出席者を集めた。
 

95人が出席した

95人が出席した

 

猪股学校長から開会のあいさつがあり「わが校は、皆さんの支援で成り立っている日本一小さい学校である。今日はささやかな手作り感満載の小さな感謝会なので、気軽に楽しんでほしい。当校の教育環境は毎年レベルアップしている。今日プレゼンテーションする学生を紹介する。全員、全国から集まった中小企業の後継者、24~34歳の男性6人。彼らは自称『伝説の40期生』とうそぶいているが、彼らが自分たちで考えてやっていることには驚かされている。企画もそうだが、掃除一つにしても水曜日の夜と金曜日の夕方に職員室に入ってゴミ集めをしている。翌日がゴミの収集日なので、彼らが自主的に集めてくれる。こんなことにも彼らには頭が下がる思いがする。彼らから様々なことを教えられる。日々支えられ、励まされている気がする」と話した。
 

猪股康之

猪股康之学校長


 

続いて学生たちによる『JPA40期生プレゼンテーション』が行われた。これはJPAで学生が主体的に取り組んできた体験学習、学生企画授業であり、答えがない探求授業の発表である。
 

次に特別講演会『家業から企業へ そのためにシンプルビジネス』が平林満平林印刷㈱社長によって行われた。
 
平林氏はJPA11期生。卒業後3年間、大阪の他社で修行し、23歳でで平林印刷(福井県福井市)に入社、33歳で社長に就任。ファブレス会社に変革し、M&A2社、合併など、現在3社の社長であり、IPOを目指している。
平林氏は、企業とは経営者の正しい判断次第だとし、自身の判断で、総合印刷をやめ、ノベルティ、DMに特化、おまけ付バラマキ広告に特化したこと、販売方法をWEB&営業、若手中心で事業を改革した旨を語った。
 

平林満

平林満講師


 
その後、『JPA40期生プレゼンテーション活動報告』の後半が行われ、場所を変えて、JPA懇親会になった。
 

懇親会冒頭、花井理事長は「G20の中で日本のデジタル化の遅れが著しいといわれている。IoT、ロボット、センサーなどに印刷業界が入り込んでいく中で、従来型の経営、働き方、人生の生き方などが大きく変革していくと考えている。15年にオックスフォード大学のマイケル・A・オズボーンが、『雇用の未来』という論文を発表して話題になった。デジタル化社会が進む中、人間がどのように働いていくかという問題で、いくらコンピュータ、ロボット、センサなどIoTが発展しても、人間のコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力の必要性を説いている。10、20代の社員は隣同士でもメールでやりとりしたり、スマホでの会話をしているが、人間は本来、目を見ながら会話し、感情で生きることが重要だと書いている。4月に本校は41年目になり、学校の方針も変わるが、これまでの理事長の方々の骨子である『今までの印刷業界の人材育成と研究開発、そこに印刷とマーケティングの力を合わせていきながら、新しい時代の人材育成をしていきたい。若い人に印刷情報産業関連に入って仕事をしたいと憧れをもたれるように、広く募集をかけながら、魅力ある印刷関連業界というものを、この学校を中心として、情報発信をしていきながら教育をしていく』は不変である」と話した。

 

花井秀勝

花井秀勝理事長


 
日比野信也常務理事の乾杯の発声で、歓談が始まった。クイズ大会で大いに盛り上がり、楽しんだ後、出席者は役員たちに見送られて散会した。
 
 

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