2018年03月08日

群馬県印刷工業組合(吉田吉太郎理事長)は、2月15日午後2時から、前橋市の前橋商工会議所会館で、「身近にあるものづくりの印刷メディア方策」と銘打ったセミナーならびに座談会を開催し、組合員企業2社の社長が事例を発表した。東京広告㈱(群馬県太田市)の佐藤泰久社長が「『財務体質を強くする』我が社のモットー」、㈱コーセンドー(群馬県館林市)の新井利和社長は「創業100周年を迎える」のテーマで話を行った。
 

左から石川靖、佐藤泰久、新井利和

左から石川靖、佐藤泰久、新井利和の各氏

 
セミナーは内藤賢治専務理事の司会、石川靖座長(副理事長、朝日印刷工業㈱社長)の「今回は実例発表と情報交流の第2弾。佐藤社長と新井社長から話を聞く」とのあいさつで始まった。
 
最初に東京広告の佐藤社長、次にコーセンドーの新井社長が事例を発表したあと、石川座長を交えて座談会形式でディスカッションを行った。
 
佐藤社長は、「印刷価格は高度経済成長時代、ほとんどの印刷会社ではどんぶり勘定だった」と切り出し、当時と現在との時代背景に触れるとともに、印刷価格の構成要因を示した。
そして「当時はそれでも採算がとれていたイメージがあるが、いまは取り巻く環境がまったく変わってしまった」と、コスト管理の重要性を強調した。
これからについては、「近い将来、AIやロボット、IoTの時代になる。そのときに、どんな絵図を描いたらいいのか。正直言って5年先、10年先がまったく見えない」と述べた。
 
新井社長は1918年に創業以来、現在の事業の柱である「日本のおみやげ」はじめ各種ノベルティーアイテムの製造・販売、DTP、POPなどの事業に至る経緯を説明。活版からスタートし、オンデマンド印刷からオフセット印刷まで対応する現在の業態に至った要因として、マッキントッシュの出現を挙げた。
また印刷業界の将来については「特化された業界になるか、あるいはあらゆるメディアを扱う広告代理店のようになるのか、ふた手に分かれるのではないか」と推測。
 
最後に吉田理事長があいさつし、次のように結んだ。
「本日はセミナーというより、自分の体験を語り合うところに価値がある。印刷業はグーテンベルク以来、進化を繰り返してきた。今後も世代交代のたびに新たなものが生まれるだろう。切磋琢磨して新しいものに向かって挑戦してほしい」
 

吉田吉太郎 

吉田吉太郎理事長


 
 

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