2015年04月27日

ブリュケス大司教

あいさつするブリュケス大司教

凸版印刷㈱(金子眞吾社長)の印刷博物館(樺山紘一館長)は4月24日夕、大司教ジャン=ルイ・ブリュケス閣下らを迎え、「ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ 書物が開くルネサンス」展テープカット、内覧会、レセプションを行った。同展の会期は25日から7月12日まで。世界に類をみない貴重書を多数所蔵するヴァチカン教皇庁図書館の第一級の中世写本、初期刊本、地図、書簡類、国内諸機関の秘蔵の書物を揃え、ルネサンス精神の比類な生き証人である書物の魅力に迫る。

 

レセプションの席上、樺山館長は次の通りあいさつした。
「印刷博物館は2000年10月に創設された。今年で15年目を迎える。04年の4月に開いた第1回のヴァチカン教皇庁図書館展『書物の誕生 写本から印刷へ』には予想を遥かに上回る2万3000人余りの観覧者があった。

今回は『書物がひらくルネサンス』のタイトルの下、ヴァチカン教皇庁図書館が所蔵する15、16世紀制作の写本、印刷本の中からことに華麗な書物を紹介する。

ヴァチカン教皇庁図書館はルネサンスの過程で創設された。写本から印刷への大規模な展開と、図書館としての真価とは密接な関連を有していることになる。ルネサンスという大規模な文化運動と協応していた。書物がいかに大きな役割を果たしたかを示している」

 

ブリュケス大司教は次の通りあいさつした。
「凸版印刷とヴァチカンとの協力関係は17年前にさかのぼる。1998年から多種多様な協力プロジェクトに取り組んできた。
02年には『書物の誕生 写本から印刷へ』を開いた。05年には『キケロ・プロジェクト』と題して羊皮紙のデジタル再生化に挑戦し、これはいまも続いている。
今回はルネサンスをテーマに精神的文化的つながりに焦点を当てて開催を決定した。
ヴァチカン図書館所蔵の20冊以上の写本、印刷本を紹介しているが、例外的なことで、通常、貸し出しできるのは3、4冊である。
知力を結集すること、人類の至宝である収蔵品の保存というヴァチカン図書館の使命のために今後も凸版印刷に協力したい」

 

内覧会のもよう

内覧会のもよう

足立直樹凸版印刷会長は「凸版印刷は1997年に初めてヴァチカン図書館を訪問して以来、ことばに尽くせない

指導、協力をいただいてきた。そのご厚誼は印刷博物館開館の際にも大きな力となった。02年には第1回のヴァチカン教皇図書館展を開催し、06年からは羊皮紙に上書きされた写本のすでに消されてしまった文字を解読する『キケロ・プロジェクト』も立ち上げた。今回の『書物がひらくルネサンス』は、キリスト教関係はじめ印刷、図書館関係の方々にとっても意義のある貴重な展覧会になる」と述べて、乾杯の音頭を取った。

 

会期=2015年4月25日~7月12日▽URL=http://www.printing-museum.org/

 

 

PAGE TOP