2018年02月14日

福島県印刷工業組合(佐久間信幸理事長)は、1月19日午後2時30から、福島市のウェディングエルティで、「ふくしまのいろ」発表会を開催した。同工組は、創立60周年記念事業として「福島の伝統色事業~ふくしまの伝統色彩調査と色彩文化の保存・発信~」を展開していた。500色以上の候補の中から、同県の風土や文化を色濃く伝える14色を選び、選定した伝統色を「ふくしまのいろ」と名付けた。同工組では、今後「ふくしまのいろ」を県内外に広く発信するとともに、次代を創る子どもたち、その先の未来へも伝えていきたいと考えている。
 

佐久間信幸

佐久間信幸理事長

 

発表会の席上、佐久間理事長は、「われわれは福島県で印刷事業を行っており、福島のお客さまに育てていただいたということに、何か恩返しができたらと考えた。何が良いか、われわれの得意なのは色である。そう考えたとき、福島県の風土や文化に根差した色がある。福島に育った人間だから分かる色、DNAに刻まれた色が必ずある。その色を見つけ出し、後世の子供たちに伝えていきたいと、この事業を始めた。福島各地の色を選定することから始め、500以上の色が出てきた。その中で、組合員、その家族、福島大学の学生たちから話を聞いた。それを元に整理、議論し、14色を選ばさせていただいた。
さらに『ふくしまのいろ』という言葉もわれわれが使う以上に、次の世代の子供たちに使ってもらいたい。分かってもらいたい。覚えておいてほしい。そんな願いがあり、14色を使いパレットをイメージしたロゴなどを作らせてもらった。これはスタートである。色が選定できたが、これからどう広めていくか。どうやって次の世代に伝えていくか。福島に育ててもらった人間のDNAの中に刻まれた色だと認識してもらえるかである。これからも『ふくしまのいろ』を発信していきたいので、ご協力いただきたい」と述べた。
 

発表会では、「ふくしまのいろ」の選定に大きく寄与した福島大学名誉教授の熊田喜宣氏の福島伝統の色についての講演も行われた。

 

500色から福島各地の色を選定

 

「ふくしまのいろ」ロゴマーク

「ふくしまのいろ」ロゴマーク

 
「ふくしまのいろ」14色はつぎのとおり。
1「つるがじょう」(会津若松市・鶴ヶ城の赤瓦/C=51%、M=97%、Y=74%)
2「たきざくら」(三春町・三春滝桜/M=49%、Y=8%)
3「もも」(福島市・もも/M=80%、Y=58%)
4「しらかわだるま」(白河市・白河だるま/C=8%、M=95%、Y=100%)
5「あんぽがき」(伊達市・あんぽ柿/M=65%、Y=100%)
6「おおうちじゅく」(下郷町・大内宿の茅葺き屋根/C=34%、M=53%、Y=100%)
7「ながとこ」(喜多方市・新宮熊野神社の大イチョウ/M=25%、Y=100%)
8「しみどうふ」(福島市・立子山の凍み豆腐/C=3%、M=9%、Y=19%)
9「もりあおがえる」(川内村・モリアオガエル/C=79%、M=14%、Y=100%)
10「いわせきゅうり」(須賀川市・岩瀬きゅうり/C=98%、M=62%、Y=95%)
11「おおぼりそうまやき」(浪江町・大堀相馬焼/C=62%、M=32%、Y=60%)
12「いなわしろこ」(猪苗代町:郡山市:会津若松市・猪苗代湖/C=95%、M=38%)
13「しおやさきとうだい」(いわき市・塩屋埼灯台/C=2%、M=2%、Y=4%)
14「せきたん」(いわき市・常磐炭田の石炭/C=12%、M=18%、Y=20%、K=100%)

 
 

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