2015年04月24日

FFGS、新ブランド国内プレス発表会、20150423 003

渥美社長

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ㈱(FFGS)の渥美守弘社長は4月23日昼、東京・西麻布の本社ICCショールームで刷版新ブランド国内プレス発表会を開き、印刷会社の利益向上に貢献するオフセット分野向け省資源ソリューションを新ブランド「FUJIFILM SUPERIA(フジフイルム スーペリア)」としてグローバル展開していく方針を示した。

 

さらに奥野敬技術一部部長が新ブランドの詳細について説明するとともに、4月7-12日に中国・広東現代国際展覧センターで開かれた「PRINT CHINA2015」に初出展した反響などを報告した。その後、新ブランド名に一新されたCTPシステムが揃ったショールームを公開した。

 

渥美社長の発言要旨は次の通り。

 

今後、当社のオフセットに関わる刷版ビジネスを「スーペリア」という統一的なスローガンとしてグローバル展開していく。

 

FFGSでは従来、いろいろな活動をしてきたが、昨年後半から、それらを「戦略的省資源」という一つのキャッチで取り組んできた。
「省資源」とは、オフセット印刷工程に関わる工程をトータルで見て無駄をなくすことである。当社は刷版に関わる処理システムのランニングコストを減らすだとか、処理廃液を減らすことなどを主としてやってきたが、これからはオフセット印刷工程をトータルでとらえて、生産性向上、コストダウンを図ることが必要だ。

 

FFGS、新ブランド国内プレス発表会、20150423 015

新ブランドに一新されたショールーム

オフセット印刷の5大要素といわれる印刷機、紙、インキ、水、刷版についても従来は個々の機能アップや生産性向上に取り組んできたが、「スーペリア」はそれを横串でトータルにみて無駄を減らしていこうという概念である。

印刷機の稼働率を上げる、損紙を減らす、インキを減らす、刷版のいろいろな損を減らす、廃液を減らす、というトータルの考え方で、それを見える数字にすることで、実際の儲け、収益につなげていくことを「省資源」という形で、お客様の事例などを紹介させていただいている。
コストダウンにおいて「常損」という概念がある。「常損」そのものを見直すというのがコストダウン活動の最後である。印刷工程に当てはめると、紙の先頭と最後が損紙になるのはある程度仕方ない、廃液も仕方ない、ロットが変わった時に液を変えるのも仕方ないというもの。

 

そこに目をつけて、トータルで減らしていくのが「スーペリア」である。4月初旬に開催されたプリントチャイナ2015で「スーペリア」を発表した。環境問題が深刻な中国では政府が環境重視の政策を打ち出したこともあり、展示会も従来とは違った雰囲気だった。中国のトップクラスの印刷会社がかなり環境に関心を示しており、「スーペリア」に非常に大きな期待があるのを実感した。

 

日本国内も景気がよくなってきたが、個々の印刷会社は非常に厳しい経営が続いている。われわれが「スーペリア」を通して支援していくことが結果的に印刷業界のさらなる発展に貢献していくことになる。環境負荷を削減すればするほど企業も儲かる。印刷会社にとって環境はコストではなく儲かるネタである。そういった仕組み、土台作りをサポートしていきたい。

昨年創業80周年を迎え、「Value from Innovation」というコーポレートスローガンを掲げているが、「スーペリア=戦略的省資源」がグラフィック事業における「Value from Innovation」だと考えている。今後、「スーペリア」ブランドとして、印刷会社の利益アップに貢献するソリューションをワールドワイドで提供していく。

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