2018年01月31日

日本印刷産業連合会(山田雅義会長)とフジサンケイビジネスアイの主催する「第69回全国カレンダー展」ならびに「第59回全国カタログ展」の合同表彰式が、1月22日午後3時から東京・品川のゲートシティ大崎地下1階「ゲートシティホール」で開かれ、全国カレンダー展の入賞作品66点、全国カタログ展の入賞作品34点を表彰した。合同表彰式には約300人が参加した。

 

合同表彰式には約300人が参加

合同表彰式には約300人が参加

 

はじめに主催者を代表して、山田会長が要旨次のように、あいさつを述べた。

「1月19日からゲートシティ大崎で全国カタログ展に出品されたカタログ・図録約370点と全国カレンダー展に入賞された約400点のカレンダーが展示されている。ゲートシティ大崎で展示するようになり3年目になるが、来場される方も毎年着実に増え、年々注目されるようになってきている。
カレンダーとカタログは生活に身近で実用的な印刷メディアだが、本展に出品されている作品はその中でもアート性、装飾性、機能性などに特徴のある作品が揃っており、印刷の素晴らしい世界を多くの方々に楽しんでいただくことができていると思っている。
こちらでの展示は23日までとなっているが、ぜひ会社の方や友人の方々にご覧いただくようお奨めいただければ幸いである。
受賞された作品はもちろんのこと、出品作品のいずれもが力作ばかりであった。
今、メディアの多様化が進んでおり、ともすると印刷物の果たす役割が総体的に減ってきていると言われる方もいるが、カタログ展・カレンダー展に出品されている作品を見る限り、いまだに印刷物が持つ伝える力と、その魅力はしっかりと継承されていると思う。今後とも印刷物はその企画やデザイン、仕様、さらには新たな用途開発など様々な工夫を重ねることでデジタルには真似のできない温もりだったり、誰でも使いやすいコミュニケーションメディアとして成長していくことができると考えている。
受賞された皆様には改めてお祝いを申し上げるとともに、今後ともさらに素晴らしい作品を制作されて、来年、再来年とご応募いただきたい」

 

山田雅義

山田雅義会長

来賓祝辞では、矢野泰夫経済産業省商務情報政策局文化情報関連産業課課長補佐が「近年、デジタル化が急速に進んだことによって、たしかに紙への印刷物は年々減少傾向にあることは承知しているが、日常生活を送る中で、身近な存在であるカレンダーやカタログは今後もすたれることはないと思っている。世の中からカレンダーとカタログがなくなってしまったら社会は本当に大混乱が起きると思うので、絶対に必要なものであると心から感じている。また、急速に高齢化が進む中、暮らしもそれと併せて豊かになればなるほど、消費者ニーズの観点からすると、美しいもの、高級なものがこれからさらに印刷製品に求められてくる。今後、このようなニーズは広がっていくと考えられている。昨年、コンテンツ産業課に着任させていただいたが、今回オブザーバーとして審査会に参加させていただいたが、多数の応募作品が並べられており、本当に圧巻の一言だった。実用性が高い作品から、創造力豊かで非常にユニークな作品がテーブルに並べられている光景が今でも目に焼き付いている。受賞者には、今後も技術の進展や、クリエイティブ性を活かしたさらに素晴らしい作品を制作され、さらなる活躍を期待している。来年はカレンダー展が70回、カタログ展が60回の節目を迎えるということで、さらに応募作品が増えるとともに、素晴らしい作品がますます集まることを願っている」と述べた。

矢野泰夫

矢野泰夫課長補佐

 

クリエイティブ関係の審査員を紹介したのち、賞状の授与に入り、部門賞(金賞・銀賞)、特別賞(国立印刷局理事長賞・日本商工会議所会頭賞・日本製紙連合会賞・日本マーケティング協会賞・全国中小企業団体中央会会長賞・日本印刷産業連合会会長賞・フジサンケイビジネスアイ賞・審査員特別賞)、上位賞(経済産業大臣賞・文部科学大臣賞・経済産業省商務情報政策局長賞)の順番で受賞者に賞状が贈られた。

経済産業大臣賞受賞者

経済産業大臣賞受賞者

 

文部科学大臣賞受賞者

文部科学大臣賞受賞者

 

経済産業省商務情報政策局長賞受賞者

経済産業省商務情報政策局長賞受賞者

審査講評では、浅葉克己審査委員長が「審査する際、どこに目を付けるかというとアートディレクション、グラフィックデザイン、タイポグラフィの3つの事柄がないと成立しないが、全国カレンダー展は経済産業大臣賞(第1部門)を受賞した秋田県の『GO!AKITA2018』が圧倒的な人気だった。全国カタログ展は高級な作品が沢山出品されたが、経済産業大臣賞(図録部門)を受賞した興福寺中金堂再建記念特別展『運慶』図録に圧倒された。昨年は世界中でデザインブームが起こった。とくに中国や台湾は盛んで、私も情報収集のために訪問したが今後デザインが変わるのではないかという感じがした。来年はカレンダー展、カタログ展がともに70回、60回を迎えるので、ますますよいカレンダーを開発し、良いカタログを作り続けてほしい」と審査講評を述べて表彰式を終了した。

 

浅葉克己

浅葉克己審査委員長

引き続き別室で懇親パーティーが開かれた。

 

東京(1月19~23日)、大阪(29日~2月8日)で入賞作品を公開

 

第69回全国カレンダー展の審査会は、昨年12月5、6の2日間にわたって、東京・北の丸の科学技術館で行われ、経済産業省などの後援団体、浅葉克己氏らクリエイティブ審査員に加えて、日本アドバタイザーズ協会・全国消費者団体連絡会および日印産連広報委員会の岩岡正哲委員長と実行委員10人の計27人の審査員により、応募点数586点(前年604点)から入賞66点(前年69点)を決定した。

 

開催を告げるDM

開催を告げるDM

 

展示会は、1月19日から1月23日まで、ゲートシティ大崎で開かれ、入選作品約400点を展示した。また1月29日から2月8日まで、大阪の平和紙業・ペーパーボイスショールームで入賞作品を展示公開する。

 

展示会のもよう(ゲートシティ大崎)

展示会のもよう(ゲートシティ大崎)

 

展示会のもよう(ゲートシティ大崎)

展示会のもよう(ゲートシティ大崎)

 

展示会のもよう(ペーパーボイスショールーム)

展示会のもよう(ペーパーボイスショールーム)

 

展示会のもよう(ペーパーボイスショールーム)

展示会のもよう(ペーパーボイスショールーム)

 

※後援団体=経済産業省/文部科学省/独立法人 国立印刷局/日本商工会議所/日本製紙連合会/公益社団法人 日本マーケティング協会/全国中企業団体中央会▽協賛団体=全国カレンダー出版協同組合連合会

第59回全国カタログ展の応募点数は373点(前回402点)で入賞点数は34点(前回33点)。展示会は東京会場が1月19日から23日までゲートシティ大崎B1アトリウムほかで、大阪会場が2月26日から3月8日までペーパーボイス大阪(平和紙業)で開催する。

PAGE TOP