2018年01月26日

リョービMHIグラフィックテクノロジー㈱(本社・広島県府中市、広川勝士社長)は1月18日、同社本社工場で「タンデムパーフェクター・パッケージ仕様機内覧会」を開催した。

 

会の冒頭、あいさつに立った同社の松島哲取締役製造本部長は、「当社が創業した4年前は片面4色機が生産の大半を占めていたが、国内を含む世界中で人手不足による生産効率の要求が進み、当社の生産機種構成にも変化が現れている。片面4色機では即乾性のあるLED-UV乾燥装置付や各種印刷作業の自動化につながる検査装置が搭載される割合が増えており、もう一方では8~10色の両面多色機やコーターが付いたパッケージ仕様機の台数が増えてきている。その中でRMGT10タンデムパーフェクターは、平成15年に用紙を咥え替えしない両面専用機として世界で初めて発売され、その後改良を重ねて世界中へ230台以上が出荷されているロングセラーの印刷機となる。本日披露するRMGT1050TP9色機は、海外に納める機械で、裏面1色/表面8色とコーターによる両面ワンパス印刷ができ、いろいろな組み合わせの印刷パターンが織り込めるものとなる」と述べた。

 

今回の出展機となるB1判オフセット印刷機「RMGT1050TP-9+CC+CUV+LD」は、表8色/裏1色の9色にチャンバーコーターが付いたモデル。

UV乾燥装置は、連接部1灯、インターデッキ2灯、排紙部3灯の計6灯を搭載。

最高印刷速度は毎時1万6200回転で、スケルトン渡し胴を備えていることから紙厚は0.1~0.7㍉に対応する。

 

印刷デモンストレーションのようす

印刷デモンストレーションのようす

技術セミナーでは同社技術本部設計部の矢野博之部長が、タンデムパーフェクター独自の両面ワンパス包装印刷の特徴や優位性について説明した。それによると、▽3倍胴吸着シリンダーが裏面印刷直後の用紙をエア吸着しながら表面印刷ユニットへ搬送することで、バタつきやコスレによる汚れを防止、▽中間胴上にシートクリーナーを装備し、表面・裏面とも印刷前に紙粉低減することでヒッキー対策ができる、▽スケルトン中間胴がエアーとガイドによりバタつきを防止し、安定した紙流れを実現する、▽継ぎ目のない1本式真空車による傷入り対策が施されている、▽昨年12月に発表したバージョンアップにより、同時並行処理による印刷準備時間の短縮、GUI改良による操作性向上を実現している--ことなどを紹介した。

 

印刷機のデモンストレーションでは、裏面1色、表面8色、チャンバーコーター、複数のUV乾燥装置を有する特徴を発揮して、▽菊全判0.3㍉厚のアルミ蒸着紙へのコーヒーパッケージの印刷(裏面1色印刷後に連接部でUV乾燥、表面は白を2回印刷してインターデッキUVで乾燥後、CMYKを印刷し、その後擬似エンボスのためのOPニス、コーターユニットでグロスニスをかけ、排紙延長でUV乾燥)、▽K判0.45㍉厚のコートボール紙への飲料箱の印刷(裏面1色印刷後に連接部でUV乾燥、表面はCMYKに特色のゴールド、その後擬似エンボスのためのOPニス+UVグロスニスをかけ、排紙延長でUV乾燥)--の2つのジョブを行った。

まったく異なる刷り順のアルミ蒸着紙、コートボールの印刷サンプルを見た来場者達は、その仕上がりの素晴らしさを体感した。

 

 

 

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