2018年01月29日

宮城県印刷・関連業連絡協議会(会長=藤井治夫宮城県印刷工業組合理事長)は1月9日、仙台市の江陽グランドホテルに約260人の参加者を集めて平成30年新春賀詞交歓会を開き、親睦を深めた。藤井会長は年頭あいさつで「一つ一つの課題を地道に解決しながら、夢と希望のある、楽しく働ける、前を向いた印刷業界を作っていきたい」と強調した。抽選会などを楽しみ、歓談の続くなか、熊谷晴樹副会長(ジャグラ宮城県支部支部長)のことばで閉会した。賀詞交歓会に先立って開いた新春特別講演会ではブラキムラ事務所代表・仙台段差崖会の木村浩二氏が「伊達政宗のまちづくり」と題して講演し、城下町仙台の成り立ちを明らかにした。
賀詞交歓会は、針生英一副会長(宮城県印工組副理事長)が「1年間、平成である年は今年が最後になる。平成の時代もあと1年と4カ月となった。皆様と共に平成という時代を総括する有意義な1年としたい」と述べて開会した。

 

年頭にあたり藤井会長は、「景況は回復してきているが中小企業にまで届いていない、今後に期待したい」と前置きし、次のようにあいさつした。

藤井治夫

藤井治夫会長

「印刷業界にとって、官公需取引の問題は長年の懸案事項だった。著作権等知的財産権の問題があり、印刷物ができる過程における中間生成物の取引について国に長年要望してきた。昨年の7月に閣議決定された『平成29年度中小企業者に関する国等の契約の基本方針』で、新たに講ずる措置として『知的財産権の財産的価値について十分に留意した契約内容とするように努めるものとする』ことが打ち出された。印刷業界にとってこれまでの官公需活動の大きな成果である。いままでは官公庁の見積もり仕様書のなかに知的財産権については無償で利用できるとの一文が入っていたが、これを削除しなさいということになった。今後については、宮城県議会・仙台市議会の印刷議員連盟の先生方と相談しながら進めていきたい。
印刷産業は、市場が成熟化しシュリンクしているが、地場を代表する産業の一つである。今後、市場を開拓しながら、各企業で社内のイノベーションに取り組み、新たなビジネスチャンスにつなげていただくように頑張っていただきたい。
宮城県印工組は組員数を3年連続で増加することができた。各地の印刷工業組合は組合員の減少に悩んでいる。連続して増加しているのは宮城県だけであろう。SOPTECとうほくやデザイングランプリなど長年にわたって継続している事業がしっかり運営されていること、新規加入促進委員会を設置して活発に活動していることが成果につながっている。
7月に国際機材展IGASが東京で開かれる。今年のSOPTECは9月に開催する。出展社数、来場者数ともに順調に推移している。今年も例年以上に賑やかなSOPTECにしたいのでご協力をお願いしたい。
一つ一つの課題を地道に解決しながら、夢と希望のある、楽しく働ける、前を向いた印刷業界を作っていきたい」
多くの来賓を代表して東北経済産業局長・相楽希美、宮城県知事・村井嘉浩、仙台副市長・伊藤敬幹の各氏らから祝辞が贈られた。
特別講演会では、及川光雄副会長(宮城県印工組副理事長)が昨年のSOPTEC2017への協力に感謝するとともに、「物事は小事より起こる、油断するな」との伊達政宗のことばを銘記していると述べながら講師を紹介した。
木村講師は、仙台の成り立ちを絵図、写真を交え、わかりやすく紹介。伊達政宗の巧みなまちづくりを伝え、温故知新のまち歩きに出るよう呼びかけた。

 

 

 

 

PAGE TOP