2018年01月15日

日本印刷産業連合会(山田雅義会長)は、1月10日午後4時30分から東京・港区虎ノ門のホテルオークラ東京別館地下2階「アスコットホール」で「2018年新年交歓会」を開催し、約650人が参加した。山田会長は、3年前にスタートしたグランドデザインの実現に向けた取り組みを示すとともに「今年は3年ぶりにIGASが開催されるが、日印産連ではそれにあわせてFAPGA(アジア印刷会議)を招聘して、IGASと連動させて会議を進める。同時に会員10団体と連携してIGAS会場内に日本の印刷産業を紹介する展示コーナーを設けて日本の印刷産業への理解促進を図っていく」と、さらに印刷産業の活性化につながる活動に積極的に取り組んでいく考えを示した。
 

10団体会長

10団体会長が壇上に揃った


 
新年交歓会では、はじめに、主催者を代表して山田会長が次のとおり、年頭のあいさつを述べた。
 

IGASにあわせアジア印刷会議

 
「日印産連では、3年前にスタートしたグランドデザインに基づき、印刷産業の社会的責任をさらに高め、印刷産業が社会の要請にしっかりと応えて、さらに信頼される産業を目指していきたいと考えている。
グランドデザインの実現を目指して昨年新たに実施した事例をいくつか紹介したい。まず、日印産連が大阪で初めて開催した『地域おこしめっせ2017』では、印刷産業が地域創生に主体的に取り組むことで地域と印刷会社がともに発展するというウィンウィンの関係づくりに成功した事例を紹介した。また、グリーンプリンティングの小山薫堂PR大使とともに発想した『印刷と私』エッセイ・作文コンテストを実施し、全国から800人近い方々から応募をいただいた。作品を読むと、多くの方々が印刷会社の仕事や印刷製品等に様々な思い入れや愛着を持っていることが描かれており、印刷産業が生活やビジネスにいかに必要とされているかということがよくわかった。
今年は3年ぶりにIGASが開催されるが、日印産連ではそれにあわせてFAPGA(アジア印刷会議)を招聘して、IGASと連動させて会議を進める。同時に会員10団体と連携してIGAS会場内に日本の印刷産業を紹介する展示コーナーを設けて日本の印刷産業への理解促進を図ることにしている。
日印産連では、本年も印刷産業の活性化につながる活動に積極的に取り組んでいく。皆様には今後とも引き続き、ご支援ご協力をぜひいただきたく心からお願いしたい」
 

山田雅義

山田雅義会長

 

寺澤局長「印刷産業には大きなポテンシャル」

 
来賓祝辞では、寺澤達也経済産業省商務情報政策局局長が「印刷産業というのは情報を記録し、伝えるという社会にとって不可欠な機能を担う大切な産業である。事業所数も全国で2万5千を超え、全国38都道府県で印刷産業は1位か2位で、地域密着型産業である。これだけ重要な印刷産業だが、最近のペーパーレス化で売上がピーク時に比べると減少していることも承知している。しかし、印刷産業には大きなポテンシャルがある。(4つの視点で印刷物の優位性を挙げて)第4次産業革命やコネクテッド・インダストリーズは大きな生産性を高める、新しいビジネスを生み出すチャンスであり、積極的に取り組んでいただきたい」と述べた。
来賓らによる鏡開きののち、馬城文雄日本製紙連合会会長が「アメリカではこの2、3年電子媒体がテイクアウトし、逆に紙ベースの出版が復活の兆しを見せている。残念ながら日本の場合はまだコミック、雑誌の電子化が進んでいる状況だが、昨今のAI、IoT、働き方改革の先には間違いなく、われわれ一人一人がより余暇を楽しめるライフスタイルになる。より充実した精神生活を送りたいということでもう1回ライフスタイルの中で紙をベースにした様々な印刷物が脚光を浴びる時代が必ずや来るものと確信している。製紙業界としては引き続き、より良い紙を安定した形で納品させていただくことで、皆さんとともに歩んでいきたい」と述べて乾杯した。

 

新年交歓会では、帰朝報告が行われ、昨年10月にアラブ首長国連邦・アブダビのアブダビ国際展示場で開催された「第44回技能五輪国際大会/印刷職種」で「第4位敢闘賞」に入賞した日本代表選手の早瀬真夏氏(亜細亜印刷㈱)と日本代表エキスパートの大塚成二氏(同)に服部克彦日印産連技術部会長から花束が贈られた。これに対し、早瀬氏は「4位という成績で大会を終え、自分自身悔しい気持ちでいっぱいです。今回、日印産連はじめ沢山の方々にご声援ご協力いただき本当にありがとうございました。これからの長い人生の中で今回の経験は大きな糧になりました。この経験を活かして一人前の技術者になれるよう努力したい」と新たな決意を述べると会場から大きな拍手が贈られた。
 

左から早瀬真夏、大塚成二

左から早瀬真夏、大塚成二の両氏


 
宴半ば、山田会長と日印産連会員10団体会長(全製工連は田中真文副会長)が登壇し、田中祐全日本シール印刷協同組合連合会会長の発声で中締めを行い、散会した。

 

【鏡開きに参加した人たち】 吉田博史経済産業省商務情報政策局審議官、馬城文雄日本製紙連合会会長、宮腰巖日本印刷産業機械工業会会長、松村武人国立印刷局理事長、山田仁経済産業省商務情報政策局コンテンツ産業課長、川村喜久印刷インキ工業会会長、辻重紀プリプレス&デジタルプリンティング機材協議会会長、塚田司郎日本印刷技術協会会長、宮崎紀郎千葉大学名誉教授、髙橋恭介東海大学名誉教授、松浦豊環境保護印刷推進協議会会長、青木宏至全国印刷工業健康保険組合理事長、山岡景仁印刷工業企業年金基金理事長、山田雅義日印産連会長(紹介順)

 

 

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