2017年12月20日

KBAジャパン㈱(本社・東京都中央区、岡田修社長)は12月18日、東京・中央のロイヤルパークホテルで記者懇談会を開催し、ロータリーダイカッター「Rapida RDC106」の国内販売を開始すると発表した。

 

「Rapida RDC106」は、菊全判枚葉オフセット印刷機「Rapida106」のフレームをベースとしたロータリーダイカッター。

マグネットシリンダーにフレキシブルダイを貼り付ける方式を採り、オペレーションスタンドからの操作で1μ㍍単位での高精度な位置決め調整を可能としている。

基本的には3ユニット構成で、1胴目では上下のシリンダーにそれぞれ凹凸のプレートを取り付けて筋入れ・エンボス、2胴目でダイカット、3胴目でストリッピング(カス取り)をする流れ。

たとえば、用途がラベルのハーフカットのみといった場合などは構成ユニット数を少なくすることもできる。

 

Rapida RDC106

Rapida RDC106

この「Rapida RDC106」では、フィーダー部やデリバリー部、引き針がないインフィード部の機構「ドライブトロニックSIS」、ロール給紙システム(オプション)、リモートメンテナンスシステムなど、「Rapida106」の特徴が転用されている。

インターフェースも「Rapida106」と同じなので、印刷機のオペレーターが扱うことも可能。

処理スピードは毎時1万5000回転で、0.03~0.7㍉の紙厚に対応。

また、準備時間も20分以内に収まり、平盤打ち抜き機と比較して準備時間の短さでも稼働スピードの速さでも圧倒的に上回ることから、同社ではコートボールなどのパッケージ製作では65%、ラベル製作では300%の生産性向上につながると試算している。

 

「Rapida RDC106」の国内販売を開始するにあたり、KBAジャパンの岡田社長は「このロータリーダイカッターを展開していく市場として紙器パッケージとインモールドラベルの2つの分野を主に考えており、欧州ではすでに双方で活用されている事例が多くある。当社製の枚葉オフセット印刷機はパッケージ分野で世界トップのシェアを持っているが、ユーザーからは“印刷機の生産性がとても高いので、ダイカット工程での生産性との間でギャップができてしまい、そこがボトルネックとなって社内の仕掛かり在庫が増える”という声を頂いていた。この製品は、その解決手段の1つとなる。ユーザーの要望は印刷機と同様、短い準備時間と高速稼働を合わせた高い実生産性という点にあるが、従来の平盤打ち抜き機と比べて約2台分の仕事をこなす能力を持ち、かつ高い見当精度も実現している」と述べた。

 

 

 

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