2017年12月08日

GP環境大賞は、地球環境への負荷低減に熱心に取り組み、GP認定制度への深い理解と制度の積極的活用を行っていることに敬意と感謝の意を込めて贈るもので、1年間にGPマークを表示した印刷製品をより多く発行した企業団体に授与する。GPマーク普及大賞は、GPマーク表示印刷製品をより多く提案、受注し、GPマーク普及に貢献したGP認定工場(印刷会社)に授与する。
 
表彰式では、山田会長が次のとおりあいさつした。
 
「グリーンプリンティング(GP)認定制度がスタートしてすでに11年が経過して400近い工場が認定を受けている。日印産連では2年前からGPマークを表示した印刷物を数多く発注いただいたクライアントを表彰するGP環境大賞を設けた。さらに昨年からはGPマークを付けた印刷物を多く製造した印刷会社を表彰するGPマーク普及大賞も設けた。こうした顕彰制度を通じて印刷産業の環境へ取り組む姿勢をもっと社会にアピールしていきたい。
昨年からGP認定制度の周知活動を強化するため小山薫堂氏にPR大使をお願いしている。具体的な周知活動計画を検討している際に小山氏から『同制度を周知することも大切だが、まずは印刷が社会の中でどのように思われているのか、どのような役割を期待しているのかを客観的に知るために印刷をテーマにしたエッセイ・作文を募集したらどうか』とのご助言をいただき、日印産連として『印刷と私』エッセイ・作文コンテストの実行計画を立案して実施した。同コンテストにはわれわれの想像を超える700点以上の応募作品があった。作品を読むと、印刷が多くの方々の生活やビジネスに密接に結びついて、皆さんの心の中に大切な思い出として残されていることがよくわかった。印刷産業としては、こうした皆さんの思いを受け止め、これからも大きな責任を担って社会の発展に向けてしっかりと貢献していきたい」

 

山田雅義

山田雅義会長

 
 
次いで、GP認定委員長を務めた藤倉まなみ桜美林大学教授が「GP認定工場に頑張ってもらうだけでは環境にやさしい印刷は広がらない。やはり、使っていただくことがとても大事である。環境政策の手法でいうとGP認定制度は経済的手法というが、市場を通じて環境に良い企業がどんどん伸びていく、そんな社会を作る一つのお手伝いができればと思っている。工場の認定に当たってはさまざまな角度から認定しており、3年経過するともう一度見直すなど、ぜひ安心して、企業の皆さんには印刷をするならGP工場でなければ駄目だと同制度を広げていってほしい」と述べた。

 

藤倉まなみ

藤倉まなみ委員長

 
 
表彰に移り、山田会長から今年度のGP環境大賞3社、同準大賞6社、GPマーク普及大賞の六三印刷㈱、同準大賞の㈱笠間製本印刷、㈱文伸の2社に賞状が贈られた。受賞者を代表して東武鉄道㈱の小桧山隆取締役広報部長が謝辞を述べた。

 

 

小山大使「社会における印刷の重要性を改めて教えていただいた」

 
つづいて第1回「印刷と私」エッセイ・作文コンテストの表彰に移り、審査委員長を務めた小山薫堂グリーンプリンティングPR大使が、次のようにあいさつした。
 
「私も書くことを生業にしている者として、『印刷と私』というテーマで、そもそも応募があるのだろうかと不安になった。自分だったら何を書くのだろうと考えてもなかなか面白いものを書ける予感がしないので、きっと応募点数も少ないし、読んでもつまんないだろうと思っていたら、沢山の応募があり、さらに素晴らしい作品ばかりで感動した。とくに小学生の部の作品はどれも素晴らしくて社会における印刷の重要性を改めて教えていただいた気がした。一般の部の作品もそれぞれが一つのドラマであり、映画になるような話ばかり。『印刷と私』の審査をした日以来、私は周囲にある印刷物をより今まで以上に感情移入して見るようになった。世の中にあるすべての印刷物は改めてすばらしい人間が作ってきた生産物だということを気付かせてもらったのが、私にとっても何よりの収穫であった」

 

小山薫堂

小山薫堂大使


 
 

このあと、小山氏から一般の部の小山薫堂最優秀賞2作品、同優秀賞2作品、小学生の部の小山薫堂最優秀賞2作品、同優秀賞1作品に賞状と副賞が贈られた。

 
5時から別会場で行われた記念パーティーは、田口薫日印産連地球環境委員長の開会あいさつ、矢野泰夫経済産業省商務情報政策局コンテンツ産業課課長補佐の来賓あいさつののち、小山PR大使の発声で乾杯し開宴。途中、「印刷と私」エッセイ・作文コンテストの優秀賞受賞者が紹介された。小山PR大使の計らいで、自身が翻訳した海外の絵本を受賞者全員にプレゼント。さらに、参加者全員とのジャンケン大会などで大いに盛り上がった。宴半ば、菅野潔日印産連GP推進部会長による中締めで散会した。

 
【第1回「印刷と私」エッセイ・作文コンテスト受賞者】
 
■一般の部
小山薫堂最優秀賞(2作品)=「若き詩人の思い出」/石島幹男(埼玉県)、「史上最悪の私」/馬場一恵(東京都)
小山薫堂優秀賞(2作品)=「消えた人生(心の名簿)」/小山年男(千葉県)、「捨てられない紙袋」/田崎敦(広島県)
優秀賞(5作品)=「色褪せたパンフレットから伝わる愛」/生越寛子(大阪府)、「わたしの詩と日揮と作文」/坂井和代(石川県)、「インクと切り抜き」/柴田明子(東京都)、「一枚のラベル」/疋田賢司(大阪府)、「空を目指して」/宮坂宗治郎(神奈川県)
■小学生の部
小山薫堂最優秀賞(2作品)=「印刷は人を幸せにする」/座間耀永(東京都)、「いんさつだらけ」/坊垣心都(岐阜県)
小山薫堂優秀賞(1作品)=「お父さんの仕事」/甲野樹(茨城県)
優秀賞(5作品)=「いんさつとわたし」/生関珠奈(東京都)、「私のまわりの印さつ」/中原百々花(東京都)、「いんさつってすごい」/中村晃(埼玉県)、「学級便り」/西村洸俊(東京都)、「身の周りの印刷」/村松汰一郎(東京都)

 

 

PAGE TOP