2017年11月28日

㈱ミヤコシ(本社・千葉県習志野市、宮腰亨社長)は11月27・28日の両日で、同社POD事業本部のクリーンルーム/デモルームで、最新のデジタル印刷機を取り揃えたオープンハウスを開催した。

このオープンハウスでは、drupa2016で発表した次世代フルカラーインクジェットプリンターや両面印刷対応枚葉式液体トナーデジタルプレスを国内で初公開したほか、最新のデジタル印刷機など全10機種の展示・実演をした。

 

MDP4000

MDP4000

出展機の中で注目を集めたのが、drupa2016で参考出品をした液体トナー式B2判両面兼用枚葉デジタル印刷機「MDP4000」。

「MDP4000」は、独自の用紙搬送デザインによって、現在市場で発表されているB2判デジタル印刷機にはない、機械本体のコンパクトさと、ワンパスでの両面印刷を実現したことが特徴となるモデル。

解像度は1200×1200dpiで、印刷速度が毎時4000枚(両面印刷時は2000枚)というスペックを持ち、印字面積が大きな商業印刷や薄めのパッケージ印刷向け(用紙坪量範囲64~450㌘/平方㍍)に適している。

現在はCMYKの4色機ながら、将来的に7色機へと色数の拡張が予定されている。

 

MJP20AX

MJP20AX

また、drupa2016にも出品されたフル輪転式フルカラーインクジェット印刷機「MJP20AX」にも注目が集まった。

「MJP20AX」は循環式プリントヘッド(ノズルプレートの付近でインクを循環させることによって滞留を防止する)を新採用したことにより、従来のインクジェット印刷機での課題だったノズル詰まりや色ムラが軽減し、吐出信頼性が大幅に向上させた。

また、オプションでフレキソ式のコーターユニットをインラインで搭載でき、オフセットコート紙を含むさまざまな用紙への対応を可能としている。

プリントヘッドの解像度は1200dpiながら、用紙の流れ方向に対してプリントヘッドをダブルで配置し、さらに位相をずらすことによって2400×2400dpiの超高精細印刷(印刷速度は毎分50㍍)に対応。

最大用紙幅520.7㍉、対応用紙厚64~157㌘/平方㍍で、最高印刷速度は毎分254㍍(解像度1200×1200dpi時)。

さらに、ブラック印刷ユニットとCMY印刷ユニットをセパレート化した4色機で、モノクロ印刷とフルカラー印刷のフレキシブルなシステム運用ができる。

 

MDP2500

MDP2500

また、デジタル印刷機の活用範囲を広げる提案として、軟包装向け液体トナー方式電子写真輪転デジタル印刷機「MDP2500」を披露。

その実演では、PET素材にCMYK+高濃度ホワイトの5色でフィルム基材に逆像で印刷するデモンストレーションを行った。

最大印刷幅487㍉、解像度1200dpi、最高印刷速度毎分50㍍、用紙厚範囲12~25μ㍍のこの「MDP2500」は、印刷ユニットの前に設けたインラインコーターでプライマーを塗布することにより、多様なフィルム基材への高品質デジタル印刷が可能。

これまではグラビア印刷やフレキソ印刷の分野とされてきた軟包装材への印刷について、グラビア印刷にも迫るような高い印刷品質および毎分50㍍という生産能力によって、小中ロットの仕事を柔軟に対応することができる。

 

MJP13LX

MJP13LX

シール・ラベル向けのモデルとしては、318㍉幅のラベル用水性インクジェットプリンター「MJP13LX」を出品。

最高印刷速度は毎分50㍍(1200×1200dpi)で、最大色数は8色のモデル。

今回は出品されなかったが、同社ではUVインクのモデルもラインナップ。

また印刷工程だけでなく、インラインでエンボス、フォイル、ラミネート、ハーフカットをはじめとした各種加工ユニットの接続も可能で、ワンパスで製品を完成させることもできる。

 

 

 

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