2017年11月08日

日本印刷産業連合会(山田雅義会長)は10月24日、アルカディア市ヶ谷(東京・九段北)で、「日印産連 プライバシーマーク審査認定事業10周年記念シンポジウム」を開催した。定員を上回る134人が聴講し、関心の高さを示した。
 

定員を上回る134人が聴講

定員を上回る134人が聴講


 
 

日印産連プライバシーマーク審査センターは、日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)から2007年に指定審査機関に指定されており、認否の決定を行っている。日本工業規格「JIS Q 15001個人情報保護マネジメントシステム-要求事項」、日印産連策定の「印刷産業における個人情報保護ガイドライン」などを認定基準としている。10月27日現在の認定事業者数455社。
 

シンポジウムは、日印産連・神戸好夫専務理事のあいさつで始まり「認定事業者から、プライバシーマーク(PM)を取得して顧客との信頼関係が深まった、と聞くと審査をやって良かったと思う。ガバナンスと信頼は表裏一体である。ガバナンスが良いということは、自社のプロセスを客観視し、その中に自分の成長性があるのか判断しながら、PDCAを回していくということ。それだけしっかりした企業なら、顧客から信頼を得られる。印刷産業は自らのブランドの製品をつくる事業ではない。ほとんどが顧客の事業プロセスから使われるものをつくる。もしくは事業プロセスそのものを受託するビジネスである。だから、顧客の懐に飛び込まないと仕事ができない。深い信頼関係がないと仕事はもらえない。印刷業界は顧客にとって最も重要な情報を取り扱うのでPM取得は非常に重要である。日印産連にとってPM審査認定事業は、中核的な事業であり、今後も日印産連は、印刷産業全体の社会的責任を高める活動に集中していく」と話した。
 

神戸好夫専務理事

神戸好夫専務理事

 
 

講演はまず、福井寛隆日本情報経済社会推進協会常務理事・プライバシーマーク推進センター長が、「プライバシーマーク制度の現状と、今後の取り組みについて」の演題で行った。
 
次に丸山満彦デロイト トーマツ リスクサービス㈱社長が、「新たなビジネス拡大、そこにはサイバーリスクが必ず… これからのサイバーセキュリティを巡る動向と対策の方向性」を講演した。
 
懇親会では、PM審査委員会委員長・牧山嘉道 弁護士が「これからはAIの時代。ビッグデータをAIがどう処理するか。そのビッグデータの中でも個人情報、プライバシーという観点から、PMの役割は重要になってくる」とあいさつし、乾杯の発声の後、歓談になった。
 
 

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