㈱イリス(本社・東京都品川区、フランク・オーバンドルフ社長)は、独・バウマン社製の自動紙揃えシステム「バーサ・システム」を日本で初納入した。
「バーサ・システム」は、紙揃えから断裁機への搬送工程を完全自動化したシステム。
紙、金属、アルミ蒸着紙、PETフィルムなどの多様な原反で使用できるほか、サイズも菊半裁から菊四倍判まで幅広くカバーするラインナップを取り揃える。
完全自動化される工程は、①パレット積みされた紙をグリッパーで掴みながら特殊ローラー部に搬送、②紙と紙の間には空気を注入してスムーズな紙揃えをサポート、③全自動で傾く紙揃え台で揃えた後、再度グリッパーによって断裁機へ搬送――という流れ。
従来、人力に頼っていたこの工程を完全自動化することで、重労働に起因する事故などの防止のほか、とくに大判サイズでの作業負荷軽減にもつながる。