2017年10月13日

10月14日からアラブ首長国連邦・アブダビで開催される第44回技能五輪国際大会(アブダビ大会)の「印刷職種」日本代表・早瀬真夏選手(亜細亜印刷㈱)の本番前の最終トレーニングが9月27日、東京都立中央・城北職業能力開発センターで行われ、マスコミに公開された。早瀬選手は「目標はひとつ、金メダルです」と力強く宣言した。
 

早瀬真夏

早瀬真夏選手

 
公開トレーニングでは国際大会で最も配点が高い「オフセット印刷」課題に挑戦。早瀬選手はハイデルベルグ社の印刷機を使用して正紙1000枚(予備400枚)でのプロセス4色印刷で、OK(スタート時)、300枚目、600枚目、900枚目前後の4シートを評価サンプルとして提出するまでの作業を1時間以内で完了した。本番では印刷サンプルにおける各色の基準濃度との差が評価される。スタートから終了までの制限時間は2時間以内で、設定の変更、トラブル時の対応能力、作業の安全性、無駄な動きや無駄な作業の有無も評価される。

 
早瀬選手は代表決定後、社内と社外で強化トレーニングに励んできた。とくに力を入れたのが社外トレーニングで、㈱トッパンコミュニケーションプロダクツ・トレーニングセンター(川口市)、日経印刷㈱グラフィックガーデン(板橋区)、足利印刷㈱(足利市)、鈴木美術印刷㈱(大阪市)、㈱ユニックス(広島市)、ハイデルベルグ・ジャパン、小森グラフィックテクノロジーセンター、リコージャパン㈱長野支社など十数回にも及ぶ。条件の異なる印刷機への対応力を強化すると同時に、周囲の環境に動じないメンタル面の強化も狙っており、タイプの違うさまざまな印刷機でのトレーニングを実施することで、本人もレベルアップを実感できるほどに成長した。
 
アブダビ大会の参加国は、オーストリア、ベルギー、ブラジル、スイス、中国、ドイツ、フランス、香港、ロシア、アメリカ、日本の11カ国・地域で日本を含む5カ国が女子選手だ。9月4日から6日までドイツ・ハイデルベルグ本社で実施された事前研修に日本として初めて参加した早瀬選手は実際に選手と顔合わせをしたことで新たな闘志が湧いてくるとともに、海外経験のない早瀬選手にとって、短期間ながら初めて海外経験することができ、海外への不安も少しは解消されたという。

 
早瀬選手は、10月4日まで亜細亜印刷で最終調整を行い、10日に結団式に参加後、日本を出発する。11日にドバイ経由でアブダビに到着。12日に現地歓迎レセプションと地域交流会に参加。13日に競技会場を下見・準備、14日の開会式に参加し、15日から18日まで競技に臨む。19日に閉会式ならびに結果発表、20日に解団式ののち、アブダビを出発し21日に帰国する。
 
 

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