2017年09月28日

凸版印刷は、セキュリティシステムを手掛けるSystech (本社:アメリカ・ニュージャージー州、システック)と共同で、商品に記載されたバーコードをスマートフォンで撮影するだけで、印刷の微細な差異を見分け、真正品照合が可能な個体認証サービス「UniSecure(ユニ・セキュア)」の日本におけるサービス提供を、2018年4月から本格的に開始する。
 

同サービスは、商品バーコードの、印刷によるわずかな個体差を商品の真贋判定に用いることができるサービス。具体的には、商品の製造工程にて印刷された商品バーコードを画像データとして解析し、その差異を特徴点情報として登録する。消費者が専用のアプリで商品バーコードを撮影すると、その特徴点情報をクラウドデータベースに保管された特徴点データと照合することで、真贋判定が可能。商品に元来記載しているバーコードをそのまま真贋判定に使用でき、またデータ照合サービスはクラウドで提供するため、導入負荷を軽減できる。
 
同サービスの提供において、凸版印刷は商品パッケージや関連印刷物の製造とバーコードの画像取得を行い、システックはバーコードの画像データ解析ならびに照合、判定用アプリケーションの開発・提供を行う。
 

「UniSecure」の利用イメージ(左)。 バーコードを複合機でコピーするとまた別の差異が生じるため(右上:本物、右下:コピー)、複製が困難

「UniSecure」の利用イメージ(左)。 バーコードを複合機でコピーするとまた別の差異が生じるため(右上:本物、右下:コピー)、複製が困難


 

近年、模倣品や横流し品の流通は世界的に拡大しており、その被害額は増加の一途をたどっており、その内容も多様化している。模倣品や横流し品が流通し続けることで、真正品の売り上げ減少やブランド価値の低下を招く恐れがある。
 
凸版印刷ではこれらの課題を解決するため、目視で製品の正当性を確認できるホログラム「クリスタグラム」やICタグを活用した認証サービスなど、数多くのブランドプロテクション製品を提供している。
 
このほど、バーコードの僅かな個体差を真贋判定に活用できる技術をもつシステックと協業。商品に記載されているバーコードをそのまま真贋判定に利用できるサービスの提供が可能になり、ブランドプロテクション向けソリューションのラインアップが拡大した。
 
同サービスの特徴は次のとおり。
・真正品判定に商品バーコードを使用
商品に元来印刷されているバーコードをそのまま真正品判定に利用できるため、導入負荷を軽減。
・大量生産の商品にも対応
バーコードの画像解析では、特徴点のみを数値データに変換して行うため、照合に必要なデータ量が少なく、大量生産の商品への導入も可能。
・印刷やコピーなどによる偽造を判別
バーコードを各種印刷機やコピー機などで複製しても、その印刷時にまた新たな特徴点となる差異が発生してしまうため、その偽造は極めて困難。
・QRコードやDataMatrixにも対応
商品コードなどのバーコードだけでなく、QRコードやDataMatrixにも対応。
・商品の個品管理も可能
通常、同じ商品には同一のJANコードがつけられるが、それぞれ違う個体として認識できるため、商品のトレーサビリティやキャンペーン応募などへの活用も可能。
 
 

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