2017年09月12日

日本製紙連合会によると、2017年1~6月の紙需給は、生産737万4000㌧で前年比0・8%の減となった。出荷は728万7000㌧で0・9%の減。出荷のうち、国内向けは680万3000㌧で0・8%のマイナス。
 
主要品目では塗工印刷用紙と衛生用紙を除いて、いずれの品目も前年を下回る結果となった。輸出は48万4000㌧で2・4%の減。在庫は6月末時点で141万9000㌧となり、前年12月末の133万2000㌧に対して8万7000㌧の増加となった。
 
主要品種別の国内出荷動向では、新聞用紙は139万3000㌧で前年比3・9%の減となった。発行部数の減少に加え、広告出稿の低迷でページ数も振るわず、需要は低調に推移。
 
印刷・情報用紙は378万㌧で、0・5%のマイナスとなった。品種別では、非塗工印刷用紙は2・2%の減となった。そのうち上級印刷紙は0・5%増と微増だったのに対し、出版向けが中心となる中・下級紙は雑誌、コミックスの不振により、それぞれ8・4%、5・4%のマイナスとなり、品種間で様相を異にしている。塗工印刷用紙は0・7%の増となった。
 
その中でコート紙は2・8%増と堅調であったが、チラシなどの不振から微塗工紙や軽量コート紙は、それぞれ1・3%減、0・1%減と前年を下回る結果となった。情報用紙は、主力となるPPC用紙が前年を下回ったことなどを反映して、1・6%の減となった。
 
また包装用紙は0・4%減となった。袋需要では製粉、合成樹脂など重袋用途向けが比較的堅調だった一方、百貨店などでの手提げ袋に代表される軽包装分野は力強さに欠ける状況となった。原紙としては、未ざらし品目が0・3%減、さらし品目が0・6%減とともにマイナスとなっている。
 
衛生用紙は0・1%の増となった。ティッシュは前年を若干下回ったものの、訪日外国人の増加なども寄与する形でトイレットペーパー、タオル用紙が前年を上回り、全体を下支えする結果となった。
 
輸出入動向については、輸出は48万4000㌧で、前年を2・4%下回った。品種別では主体となる印刷・情報用紙が34万3000㌧、5・1%の減となった。塗工印刷用紙の5・6%減が反映する結果となっている。一方包装用紙は8万6000㌧で1・3%増を記録している。
 
輸入(1~5月)は43万6000㌧、0・8%の減と抑制された水準が続いている。品種別では、新聞用紙が海外工場からの引き取りがなくなったことから大幅に減少。印刷・情報用紙は41万4000㌧で2・0%増となった。
 
そのうち塗工印刷用紙が15万2000㌧で6・5%増を記録している。PPC用紙(上質紙系カット紙)は20万8000㌧で、0・1%の減でほぼ横ばい。同品目ではインドネシア品の減少、中国品の増加が目立っている。
 
衛生用紙の輸入は高水準が続いている。原紙のみでは7000㌧のレベルであるが、加工品も含めると8万3000㌧になる。
 
 

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