メッセ・デュッセルドルフが3月に発表した「セカンド・ドルッパ・グローバルトレンド」では、2014年10月に世界中の印刷会社・サプライヤーの意思決定者1100人以上に対して行った調査結果が示されている。売上は増加傾向が続いているものの鈍化、利益は減少傾向。デジタル印刷は急拡大しているが未だ全体の売上から見ればシェアは小さい。印刷外領域の進出を実現している会社は未だ少ないなどの報告が挙げられている。
調査の概要は以下の通り。
①印刷会社の39%が売上増、22%が売上減。プラス17%は、前回調査の27%よりも下がっている。
②印刷会社の43%は利益減、16%が利益増。ポジティブな例外は北米(29%増)と中東(28%増)。
③デジタル印刷のシェアは急拡大しているが、売上の25%以上を達成している印刷会社はいまだ10%にすぎない。
④印刷外の領域(アセット管理、データベース更新など)で売上の10%以上を達成している印刷会社は27%。
2015年04月16日
調査-関連の記事
- 神奈川県印工組、前年比15%以上の売上減となった企業が9割超 地域ごとの分割発注など望む
- テレワークは家庭内ストレスの元凶? 家族で過ごす時間増加のメリットも
- 全印工連・令和元年度経営動向実態調査、1人当たり売上高・加工高は下げ止まり デジタル機の売上高構成高まる
- 日印機工、IoT活用次世代技術を調査研究 課題は接続仕様「標準化への対応」
- 緊急事態宣言解除後のメディア接触はどうなった? 「情報態度」と「利用行動」が変化
- 【新型ウイルス】アクティブシニアはデジタルで情報収集 外出控え在宅生活を充実化
- 【新型ウイルス】都ラベル協組、緊急アンケート実施 先が見えず不安に
- 2019年日本の広告費、ネット広告がテレビを超え初の2兆円台に 既存メディアとの統合ソリューションも進化
- 【新型ウイルス】東京商工リサーチ調べ、サプライチェーンに支障 あらゆる中小企業に深刻な打撃
- 【新型ウイルス】帝国データバンク調べ、日を追って危機意識高まる 63.4%が「マイナスの影響」