2017年09月12日

(一社)日本カレンダー暦文化振興協会(東京都台東区、中牧弘允理事長、暦文協)は8月26日、東京大学・弥生講堂「一条ホール」(東京・文京区)で、講演会と第7回定時総会を開いた。

初めに、佐野みどり学習院大学教授による講演「待つと惜しむの美学 -日本美術に見る季節-」が行われた。11~20世紀までの雪舟、尾形光琳ら日本画の名作をスクリーンに映しながら、年中行事や花鳥風月、自然の中の四季や季節のうつろい、時代背景などを解説した。
続いて、佐野教授と奥野卓司山階鳥類研究所所長がパネリスト、中牧理事長がコーディネーターになり「季節とこよみ」というテーマでパネルディスカッションが行われた。動物・植物学の見地から〝毎年、花はいかに咲き、鳥はいかに舞うか〟など、多方面から暦との関わりを探った。日本画を多角的な角度で解説したパネリストの話は参考になり、次の質疑応答の活発さからもそれがうかがわれた。

このあと、暦文協の活動・予定などが報告された。

左から中牧弘允、佐野みどり、奥野卓司

左から中牧弘允、佐野みどり、奥野卓司

 

12月3日に新暦奉告参拝

休憩を挟んで、総会が行われた。

冒頭、中牧理事長があいさつを行い、「これまでは旧暦2033年問題が話題にのぼっていたが、現在は年号問題が、カレンダー業界を揺るがせている。私たちの存在意義が問われており、思わぬところから期待されたりする。これらを心の片隅において暦文協の活動をしていきたい」と話した。

中牧理事長が議長に選出された後、議事に入り、平成28年度事業報告および収支決算承認の件、29年度事業計画および収支予算案承認の件を審議し、すべて原案とおり承認した。

第8期平成29年度事業計画として、①総会、理事会(8月26日)②暦文協オリジナルカレンダーの制作、会員への配布および一般向け販売③ニュースレター(会報)の発行(10月・4月)④広報活動・12月3日の「カレンダーの日」に併せて明治神宮で「新暦奉告参拝」を執り行い、石井研士國學院大學教授の講演も開催・4月のJCAL新作展示会で「こよみ文化フォーラム」開催予定⑤研究活動--の5項目に取り組む。

最後に、高田廣一全国団扇扇子カレンダー協議会会長より「これからも暦文協を支援・協力していく所存」とあいさつがあり、閉会した。
このあと、懇親会が開かれ、参加者はなごやかなときを過ごし、すべての行事が終了した。

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