2017年09月12日

富士精版印刷㈱(本社・大阪市淀川区西宮原2の4の33)は、8月31日開催の定時株主総会ならびに取締役会で新社長に吉賀文雄氏を選任、9月1日から新陣容でスタートした。吉賀社長は「社会の役に立つ、利益の出る、発展する会社を目指す」と決意を表明。里永健一郎前社長は顧問に就いた。

 

前列右から吉賀文雄、石川忠、中野光男、後列右から山崎重次、遠藤直樹

前列右から吉賀文雄、石川忠、中野光男、後列右から山崎重次、遠藤直樹の各氏


 
石川忠会長、吉賀社長らは9月6日記者会見し、第69期決算は減収となったものの、経常利益が大幅増となったことを明らかにした。営業面においては、同期を新規取引先開拓3カ年計画総仕上げの年と位置づけ、新規開発業務に注力。その結果、3年間で200社を超える新しい顧客と取引を開始することができ、受注総額は4億5000万円を超えた。
 
製造面では、オンデマンドの特性を生かしたバリアブル需要への対応強化や昨年度本社工場に導入した、断裁機、折り機、中綴じ機の本格稼働に取り組み、一貫体制の総合印刷会社の強みを生かし生産性向上を図った。
 
それに加え、最重点目標である「高品質な印刷物の提供」と「印刷事故撲滅」の実現を目指すとともに、従来から実施している「業務改善会議」「品質管理会議」「安全衛生・環境会議」を活発化させ、人員の適正配置とワークシェアリング、生産効率改善、コスト削減、品質向上、不適合事故防止、職場環境の改善などに取り組んだ。
 
その結果69期の売上は減収となったが、経常利益は大幅増(前期に続いて減収)。売上高は40億4400万円(対前年比2億1900万円減)で、5・1%の減収となった。直受注が振るわず(5・0%減)、同業者からの受注も不振(5・7%減)だった。新規開拓に注力したものの、大口顧客の大幅減が響いた。
 
また営業利益は黒字転換(4600万円)し、7200万円の大幅増益に。材料費の値下げはじめ、減価償却費、電力費の減少なども貢献した。経営利益は8200万円で、7900万円の大幅増益となった。営業外では借入金の減少で支払利息が減少した。税引前利益は74万円で、9900万円の大幅減益。当期純利益も800万円で、7100万円の大幅減益となった。
 
こうした状況下、引き続き企業体質の強化と業績向上に取り組むとしている。
 
具体的には、組織を4本部制から、営業部・生産営業部・東京支店・生産管理部・製造部・管理部の6部門に再編し、それぞれのラインに取締役を配置することで権限と責任を明確にして、スピーディーに対応できる組織へ見直すことになった。
 
また強みのひとつである技術力の高さと品質保証を強化するため、「高品質な印刷物の提供」と「印刷事故撲滅」の実現を目指し、幅広い顧客ニーズに応え、競争力を一段と高めていくとした。第70期は売上高42億円を目指す。
 

全役員、全社員一丸となって邁進

 
吉賀社長の話「4年間の充電期間をいただいたと思っている。この間、さまざまな角度から現状を見ることができ、大変勉強になった。今後、改革できるところは改革し。いまのままで良い部分は継続していきたい。一番の課題は、右肩下がりの経営状況を何とかしなければならないこと。全役員、全社員一丸となって邁進したい」
 
[新役員]
代表取締役会長=石川忠▽代表取締役社長=吉賀文雄(新任)▽専務取締役(統括)=中野光男▽常務取締役(生産部・製造部担当)=山崎重次
▽常務取締役=(東京支店担当)塚本裕子(昇任)▽取締役(営業部、企画部担当)=藤井修▽取締役(生産営業部・資材担当)=渡辺克人(新任)▽取締役(管理部担当)=遠藤直樹(新任)▽監査役=吉賀隆子
 
 

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