コダックジャパン(本社・東京都品川区、藤原浩社長)は、プレートセッター「TRENDSETTER/ACHIEVE」シリーズ用のオプションとして、マルチカセットユニットを9月から販売する。
両シリーズにはシングルカセットユニットモデルが用意されていたが、今回新たに加わったマルチカセットユニットにより、刷版生産工程でのさらなる自動化と省力化が図れるとともに、設置スペースに制約が多い日本市場でのニーズに応える省スペース化も実現している。
これまで同社では、自動化機能を高いレベルで追求したMAGNUSシリーズだけにしかマルチカセットユニットはラインナップしていなかった。
今回、「TRENDSETTER/ACHIEVE」でもさらに高度な自動化機能を搭載するべく、まったく新しい機械設計デザインでマルチカセットユニットを開発した。
MAGNUSシリーズのマルチカセットユニットは、プレートセッター本体とは別の装置となるので設置スペースをかなり要していたが、この「TRENDSETTER/ACHIEVE」シリーズ用のマルチカセットユニットは、プレートセッター本体にマルチカセットユニットを組み込んだことで、ほかのマルチカセットユニットモデルと比べて飛躍的な省スペース化が図れる。
「TRENDSETTER/ACHIEVE」シリーズ用マルチカセットユニットの主な特徴は次のとおり。
▽A全判、B2輪転対応の400シリーズと、菊全寸延び対応の800シリーズをラインアップ
▽本体にビルトインした新設計を採用。設置スペースを最大で65%削減した超コンパクト設計
▽最大480版(0.3㍉厚プレートの場合)のプレートがセットでき、夜間などの大量連続処理にも対応できる高生産性