2017年08月23日

ジャスダック上場企業の㈱日本創発グループ(藤田一郎社長)は、8月14日開催の取締役会で、日経印刷㈱(本社・東京都千代田区、林吉男会長、吉村和敏社長)の完全親会社であるグラフィックグループ㈱(本社・東京都千代田区、林吉男社長)の株式の一部を取得することを決議した。また、同日開催の取締役会で、11月28日開催予定の臨時株主総会で、平成29年12月31日(予定)を効力発生日として、日本創発グループを存続会社、グラフィックグループを消滅会社とする吸収合併を行うことを決議した。今回の合併により、日経印刷は日本創発の完全子会社となる予定。
 
なお、日本創発および傘下の事業会社との連携強化を目的として、日経印刷の林会長は、日本創発の代表取締役会長に、吉村社長は日本創発の取締役に11月28日開催予定の日本創発の臨時株主総会で選任される予定。
 
日経印刷は昭和39年に謄写印刷業として創業し、昭和41年設立された。平成20年には東京都板橋区に最新の工場「グラフィックガーデン」を竣工。同工場は、平成21年に情報セキュリティマネジメントシステムISMSの認証を取得し、平成24年には日印産連主催の第11回印刷産業環境優良工場として経済産業大臣賞を受賞している。早くから印刷データの電子化を進めていることから、印刷物をWebや電子書籍として展開することや、AR技術を応用し印刷物の付加価値向上にも積極的に取り組んでいる。
 

日本創発の企業グループは、「クリエイティブをサポートする企業集団」として、幅広いビジネスを積極的に展開、推進しており、汎用的な一般情報用紙への印刷にとどまらず、特殊素材・立体物への印刷に加え、ノベルティ・フィギュア・3Dプリンター造形など、またデジタルコンテンツなどのソリューションの提供を行っている。
 

印刷市場への対応力が一段と強化

 
今回、事業領域の近い日経印刷が日本創発の企業グループに加わることで、変化の激しい印刷市場への対応力が一段と強化されることになる。また、オフセット印刷・特殊印刷・サインディスプレイなど日本創発の主力工場は、日経印刷の主力工場であるグラフィックガーデンの至近に位置しており、今後、両社が保有する製造設備や製造管理技術、印刷技術などの経営資源を融合発展させることで、印刷物製造の効率向上や品質向上、さらにはワンストップサービスなど、お客さまの要望への対応力が向上し、日経印刷および日本創発の企業グループの企業価値のいっそうの向上を実現させることが可能であると考えている。

 

 
8月15日午前10時から日経印刷グラフィックガーデンで行われた業界紙記者会見には、日本創発グループから藤田一郎代表取締役社長、鈴木隆一代表取締役副社長、日経印刷から林吉男代表取締役会長、吉村和敏代表取締役社長が出席し、合併の経緯や目的を説明した。
 
日本創発の鈴木副社長は「今回の合併は別格であり、われわれがこれまで行ってきたこととは全く別次元である。(林会長と吉村社長をボードメンバーに迎えるなど)日本創発がこれまで行ってきたマネジメントとは一線を画すものであり、どちらかというと経営結合に近い」と強調した。
 
また、吉村社長は「日経印刷の強みは営業力とそれを支えるものづくり体制である。営業力の部分に、日本創発の持ついろいろな情報コミュニケーションの表現の仕方が加わることによって、営業の動きも変わってくる。当社の営業には日本創発グループ企業の持っているものをすべて見てもらい、何を作っていけるのか、粛々と皆と楽しみながら未来の情報表現のあり方を追求したい」と、シナジー効果を強調した。

 

 

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