2017年08月21日

東レ㈱(本社・東京都中央区、日覺昭廣社長)は、昨年5月に発表した水なし印刷用水溶性UVインキ原料「TWV-Pタイプ」を使ったUVインキと東レ水なし平版を組み合わせた、「軟包装用水なしオフセット印刷システム」を開発するための取り組みを開始した。

 

このシステムでは、オフセット印刷工程における有機溶剤の発生源となる湿し水・インキ・インキ洗浄剤のすべての要素が、水なし平版・UVインキ・水溶性インキを使うことによって排することができるので、有機溶剤フリー化が実現できるほか、軟包装印刷分野で幅広く活用されているグラビア印刷から置き換えることで、グラビア印刷で必要となる加熱乾燥や排気燃焼処理にともなうエネルギー(CO2排出)使用量が大幅に削減できる効果も視野に入れている。

 

この「軟包装用水なしオフセット印刷システム」は2019年の実用化を目指し、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の戦略的省エネルギー技術革新プログラムの助成を受け、インキメーカー、印刷機メーカー、印刷会社と共同開発中。

インキ原料については、軟包装用の基材への印刷に対応すべく、とくにインキの密着性、ホワイトインキの隠ぺい性を高めている。

 

 

 

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