理想科学工業㈱(本社・東京都港区、羽山明社長)は、高速デジタル印刷機「リソグラフ」の新製品として2シリーズ全6機種を10月17日から発売する。
新製品は、2ドラム内蔵のデジタル印刷機MEシリーズの後継機「リソグラフMFシリーズ」4機種と、1ドラム内蔵のデジタル印刷機の上位モデルSEシリーズの後継機「リソグラフSF939G/939」2機種。
この2シリーズではベースエンジンをリニューアルし、デザインも一新。
デジタル印刷機の上位モデルとして基本性能を進化させ、画像品質と使いやすさを大幅に向上した。
消耗品であるインクは、環境配慮とともにインク品質を向上する米ぬか油を使用したライスインクをカラーインク全22色に新展開。
昨年に新開発したライスインクは黒色のみだったが、カラーインクにも採用した。
リソグラフMFシリーズの最上位モデル「リソグラフMF935W」は、2色印刷に加えて、A3サイズまでの高速両面印刷が可能なモデル。
同シリーズはカラーの紙原稿からの2色分版機能を強化。
カラースキャナーの搭載により原稿の色を読み取ることができるので精度の高い分版が可能。
さらに大型カラー液晶タッチパネル上で仕上がりプレビューがわかりやすく確認でき、従来よりも手軽に2色印刷ができる。
「リソグラフSF939G/939」は、高速プリントモードを搭載。安定した高速搬送技術により、最高毎分190枚で業界最速の印刷スピードを更新した。
また最上位モデル「リソグラフSF939G」は、高速印刷による高い生産性を発揮するのに役立つ便利な機能を搭載。
従来はオプションだった両面原稿に対応した複数枚の原稿をスピーディーに読み込む「原稿自動送り装置」、用紙サイズに合わせてフェンスを自動調整する「オートフェンス排紙台」、読み込んだ原稿にタッチパネル上でさまざまな編集をすることができる「ソフトデジタイザ」を標準搭載とした。