2017年08月04日

三菱重工製の商業オフ輪および新聞オフ輪ユーザーで組織するリソピアクラブ(木下宗昭会長・佐川印刷㈱会長)は8月1日、三菱グループの迎賓館である開東閣(東京都港区)で約80社の参加者を集めて講演会を開催した。

今回の講演会は、①三菱重工印刷紙工機械㈱の清水雅巳社長による基調報告、②同社営業本部サービス統括部の礒合勝治部長と開発本部技術部の西山浩司部長による「輪転機の安定稼働への取り組み」を演題としたセミナー、③スポーツプロデューサーで元・全日本バレーボール選手の三屋裕子氏による特別講演「人を活かすリーダーシップのヒント」--の3部構成で行われた。

木下会長

木下会長

 

会の冒頭、あいさつに立った同クラブの木下会長は、「国内の大企業の収益が緩やかに回復しているようだが、印刷業界にそれが波及している感じはなく、とくに商業印刷分野では大量印刷の仕事は減少している。その中で、顧客がなにを求めているか、そして時代の進化を見極めながら新しいアイデアを生み出していかなければならない。また工場現場についても、少しでも効率が良くなるような改革を施すことが必須となる。そこで、このリソピアクラブを活用して新しいビジネスのヒントや情報交換をするとともに、お互いの親交を深めてもらいたい」と会の開催意義を表した。

 

 

清水社長

清水社長

また、三菱重工印刷紙工機械の清水社長は、「会社の組織が今年の10月1日から変わり、三菱重工メカトロシステムズ㈱、三菱マシナリーテクノロジー㈱、当社の3つの事業会社を統合し、三菱冠称会社としての統合会社を発足させることとなった。これは、財務的安定性と景気変動への耐性強化とともに、人材の流動化の促進、多岐にわたる事業の中で機動的なリソースの配分とともに固定費の削減を図ることで、中長期にわたり安定した事業規模・利益を維持できる体制を確立することを狙ってのものとなる。ただ、ユーザーのみなさまとの接点については変わることはなく、広島・三原にある工場および全国のサービス拠点は維持していくので、社名は変わるが営業・サービス体制は変わらずにやっていく。三菱重工は社会のインフラを作る会社であり、印刷についても情報、包装、商業、物流のインフラ基盤と位置付けている。今後もみなさまにとって、頼りになる裏方になれるよう取り組んでいく」と述べた。

 

「輪転機の安定稼働への取り組み」を演題としてセミナーでは、▽長寿命化・長期安定稼働(同社の取り組み、オフ輪再生プラン「きらりん」による整備結果の事例紹介、シャフトレスモーター診断の解説)、▽新機能・新機構(B4-2ページ新型ストレートカット機)の紹介、▽メンテナンス支援、教育プログラム(新聞輪転機の電気技術教育の事例)、▽IoT、輪転機稼働データを活用したサービス(データ分析システム「ダイアナ」およびリモートメンテナンスシステム)--などについて説明した。

 

引き続いて、特別講演および懇親会を開催して会員相互の交流を図った。

 

 

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