2017年07月25日

凸版印刷は、国宝をはじめ地域のさまざまな文化資産をデジタルで再現し、人々が誇りを持てる観光資源として活用できる「デジタル文化財」の提供を推進している。このほど、大阪府堺市にある仁徳天皇陵古墳の築造当時の外観や、石室内部をデジタルで再現したヘッドマウントディスプレイ(以下 HMD)向けVRコンテンツ『仁徳天皇陵古墳ツアー』を制作した。同コンテンツは、2017年8月1日(火)から堺市博物館にて実施される体験ツアーで採用されている。

 

仁徳天皇陵古墳は、堺市が世界遺産登録をめざした取り組みを進める百舌鳥・古市古墳群にある全長約486メートルの国内最大の古墳。全体が木々で覆われた巨大な古墳の全貌を見渡すことができず、また築造当時の姿を想像することが難しいなどの課題を抱えている。

 
今回、凸版印刷はこれまで培ってきたVR技術を活用し、古墳築造当時の外観や石室内部を再現。さらに、小型無人機ドローンを用いて仁徳天皇陵古墳を含む堺市博物館の上空周囲360度を撮影した映像を組み合わせ、HMD向けVRコンテンツを制作した。

 
HMDを装着することで、堺市博物館の中庭から上昇し、現在の仁徳天皇陵古墳と築造当時の古墳の外観を鳥瞰できるだけでなく、実際に石室内部へ入ったかのような臨場感溢れる360度映像を自由に鑑賞できる。また、今回の体験ツアーでは、HMDで表示するコンテンツを一元管理し、多人数が同時に鑑賞できるシステム「VRscopeリモート」を活用。
 

HMDは個別にコンテンツを楽しむ目的での使用が一般的だが、本システムを用いることで、ナビゲータが解説をしながらそれぞれに同じコンテンツを表示し、ツアー参加者が同時にコンテンツを楽しむことができる。

 

 

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