2017年07月10日

「収益を生み出す“現場力”を育てる」を基本コンセプトに掲げたソリューション提案展「SOPTECとうほく2017」が7月7・8日の両日、仙台市若林区の仙台卸商センター・産業見本市会館「サンフェスタ」で開かれた。

そこで出展社は、このコンセプトに基づいた印刷関連会社に役立つ提案を行った。

その一部を写真で紹介する。

 

 

マーブル貼りライン

マーブル貼りライン

印刷機材の総合商社の仙台小森インキ㈱(本社・宮城県仙台市若林区卸町2の5の8、小森博明社長)は、工場全体の大掛かりな自動化ではなく、すぐにできる製本・後加工工程における省人化・自動化・省力化策について提案をした。

その1つが、マーブル貼り工程のインライン化だ。従来であれば、綴じ、マーブル貼り、こすりの3工程を要するが、この一連の工程をワンパスで行うことができるインラインシステムを出展した。

3工程がワンパスでできるとともに、各工程間を人手によって搬送する必要もないため省人化を図ることができる。

さらにデモンストレーションでは、ニアラインで設置した穿孔機による穴開け加工までの工程を披露し、スムーズかつ生産性の高い製本工程像を示した。

 

一連の断裁システム

一連の断裁システム

もう1つの提案として、共同ブースを構えた㈱永井機械製作所(本社・埼玉県川口市、永井康仁社長)の紙揃え機、断裁機、排紙スタッカーのシステムを紹介した。

紙揃え機から断裁機へのスムーズな給紙、そして断裁後の用紙を自動で高精度に積み上げられるようになることで、オペレーターは力仕事をすることがなくなり、作業環境および生産性が向上する。

 

 

 

 

 

 

 

双葉印刷㈱(本社・宮城県気仙沼市田谷11の2、竹淵顕社長)は往復封筒やジグソーカレンダー/カード、目隠しシールをはじめ、独創的なアイデアを基に色々なオリジナル商品を開発していることで知られている総合印刷会社。今回は新開発のオリジナル商品「ファイルサポーター」などを紹介した。

 

ファイルサポーター

ファイルサポーター

「ファイルサポーター」は、本棚などで書類ファイルやバインダーが偏って倒れるのを防ぐためのもの。

ファイルやバインダーが倒れるのは、背厚と開口部の幅に差ができることで、バランスが不安定になることが原因となる。

そこでこの「ファイルサポーター」を開口部に付けることで背厚と開口部が同じ幅となり、ファイルやバインダーが安定し、形が崩れたり倒れることを防げ、きれいにファイルが並ぶ美しい本棚にすることができる。

 

もう1つのオリジナル商品として、「ハガキ・カード多面付け印刷台紙」を紹介した。

これは、顧客から4面付ハガキではなく単面ハガキが持ち込まれた場合に活用するもの。

台紙1枚に4枚のハガキをセットできるようになっており、これをPOD機で印刷するとカウンター料金が4分の1で済み、かつ製作時間の短縮を図ることができる。

 

 

 

 

Accurio Press C2070

Accurio Press C2070

宮城県を中心に展開する地元ディーラーのカンタム情報システム㈱(本社・宮城県仙台市青葉区木町通1の3の40、鈴木清宏社長)は、POD機が対応する用途が広がったことを、具体的なアプリケーションを出力実演しながら、その活用法を提案した。

出展機は、コニカミノルタ製のフルカラー複合機「Accurio Press C2070」の長尺モードタイプ。

通常は750㍉、手差しモードを使うと業界最長の1200㍉までの用紙への印刷に対応できる特徴を活用し、▽耐候性・耐水性があるメディアを使用した、屋外用のPOPやポスター、▽タック用紙に多面付けして、酒類の小ロット製作、カスタマイズ/パーソナライズ印刷による付加価値製品――などを製作。

これまでのPOD機では製作できなかったアプリケーションができるようになり、活用範囲や付加価値創出法が広がっているところを紹介した。

 

 

 

 

 

MADIATH(奥)とPUR-430(手前)

MADIATH(奥)とPUR-430(手前)

ダイヤミック㈱(本社・東京都墨田区、星野浩之社長)は、2種類のアルミCTP「MADIATH」と「Achieve T400 DIALIBRE」などを出展するとともに、東北地方の印刷会社で急速に普及が広がっている現像レスCTPプレートを紹介。自動現像機のメンテナンスや現像液管理に人手を介さない省人化、省力化策を提案した。

昨年、同社が東北地区で納入したCTPシステムでは、現像ありのシステムがほとんどなかったという。

そのような状況を受けて今回は、完全無処理のネガタイプサーマルアルミプレート「TGP-ε」を紹介した。

処理液を一切使用しない機上現像型ながら、耐刷枚数は一般的なオフセットインキで5~10万枚にのぼり、FMスクリーニング適性も持ち、一般のオフセットインキや減感インキにも対応する。

 

また同社では今回、1クランプタイプのPUR専用無線綴じ機「PUR-430」を出展した。

これは、同社のユーザーでフォトブック製作を手掛ける会社が多かったことから、それに適したシステムとして提供を開始したもの。

この「PUR-430」の特徴は、使用時に必要な分だけしか糊を吐出しない機構になっていることから、小ロットで糊を少量しか使わない場合でも残った糊を廃棄せずに継続使用することができる。

この特徴から、PUR糊の扱いにくさを嫌って採用を見送っていた印刷/製本会社が、PUR製本のエントリーモデルとして採用するケースが増えている。

 

 

 

 

㈱ウチダテクノ(本社・東京都中央区、五木田行男社長)では、「AeroCut NANO」を活用した名刺・ハガキ製作の高生産化・省人化を提案した。

ジョブ設定の操作については液晶タッチパネルで行うことができ、誰にでも簡単に操作ができる。またスリッター刃の設定についても、ピッチゲージの凹部に合わせるだけなので、短時間でのジョブ替えが可能。

SRA3サイズ対応なので、名刺21(3×7)面付けができることから、100枚を納品する場合、A4サイズで10面付けをする場合は予備なしで納品するか1枚余分に出力をしなければならないが、「AeroCut NANO」で製作をする場合は5枚出力をすれば予備分まで製作することができる。

 

 

 

 

実際の陳列棚をブースに作り、POPやチラシ、壁紙、包装物などを製作した

実際の陳列棚をブースに作り、POPやチラシ、壁紙、包装物などを製作した

リコージャパン㈱(本社・東京都港区、松石秀隆社長)は、山形県に本社を置く食品小売業のセゾンファクトリーとコラボレーションし、実際の店舗と同様の陳列棚をブースに作り、売り場回りで効果を発揮する販促プロモーション法を提案。

そこで使われるPOPや販促物、個人向けカタログなどを「RICOH Pro C7110S」で印刷・製作した。

 

また、「RICOH Pro C7110S」の特徴である5色印刷のトナーの新色としてネオン(蛍光)イエローの活用法を提案。

ほかの作品との差別化志向がとても強い同人誌製作においてよく採用されていることを紹介したほか、カード類やクリアファイルといった用途でもそのアイキャッチ効果が発揮されることを示した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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