2017年07月11日

慶應義塾大学 SFC 研究所 と㈱KADOKAWA、㈱講談社、㈱集英社、㈱小学館、㈱出版デジタル機構は、共同で慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に、未来の出版に関する研究を行うAdvanced Publishing Laboratory(APL)を設置することで合意した。

 
APLの設立は、電子書籍の国際標準規格EPUBの管理運営が、インターネットの国際標準化団体World Wide Web Consortium(W3C)に統合され、W3C内にDigital Publishing Business Groupが設けられたことをきっかけとしている。

 
この統合によって、未来の出版はインターネットのパブリッシングとより親和性を増すことになる。日本の出版が新しい時代に適応し国際競争力を高めるためには、世界に誇る質の高い日本の伝統的な出版技術とデジタル技術の融合をさらに推し進める必要がある。そこで、出版4社とデジタル技術で出版業界の変革を目指す出版デジタル機構は、W3Cで重要な役割を果たす慶應義塾大学SFC研究所の全面協力により、APLを設置することとなった。

 
APLは2年間の活動を予定。ここでは国内有識者の知見を結集し、現在のEPUB規格の国際的な維持管理、そして次世代規格の標準化に対して、積極的に貢献する。標準化の対象には、障がい者差別解消法の精神に則ったデジタル技術の活用によるアクセシビリティの研究も含まれる。

 
また世界でも存在感のある日本のエンタテイメント文化や精緻な日本語組版を海外に紹介する活動、逆に海外の出版に関するデジタル技術情報を国内に紹介する活動など、積極的な情報交換や普及展開に関する活動も推進していく。

 

 

 

 

 
さらにAPLは、これまで培われてきた出版の知識と最新のデジタル技術に関する教育プログラムも予定。このプログラムを通して、APLは専門知識や情報技術を活用して国際的な市場で活躍できる人材、未来の出版そのものを支える人材の育成を目指す。

 

 

 

○慶應義塾大学SFC研究所 W3Cの東アジア(中国を除く)担当ホストであり、アメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所(MIT CSAIL)、フランスに本部を置く欧州情報処理数学研究コンソーシアム(ERCIM)、北京航空航天大学(Beihang)とともにW3Cの共同運営者である。

 

 

 

 

PAGE TOP