2017年06月17日

 IoT、ビッグデータ、人工知能(AI)が社会を大きく変えようとしている。とくに人工知能は、1950年代後半から60年代の第1次ブーム、80年代から90年代の第2次ブームを経て、2000年代からの第3次ブームを迎え、ディープラーニング(深層学習)の登場により広く関心を集めている。

 

 ▼第3次ブームにおけるAIは、狭義の機械学習とディープラーニングとに分けられる。狭義の機械学習では、分析にあたり注目すべき要素(特徴量)は人間が抽出しなければならないが、特徴量間の関係の記述はコンピュータが行うようになり、コンピュータの性能向上や利用可能なデータの増加もあり、実用性が高まった。ディープラーニングでは、学習用のサンプルデータを与えれば特徴量の抽出までコンピュータが行う。第2次ブーム以降、チェス・将棋などのゲームを対象に脚光を浴びてきたが、ビッグデータの活用の進展を背景に適用領域が拡大した。

 
 ▼ディープラーニングで注目されている機械学習などAI分野で最先端の研究を行う研究者13人が学会誌「人工知能」で展開した論争を大幅に加筆修正。「AIとは何か」の再定義を行い、各研究について解説する。定義が多様で驚く。

 
 (近代科学社、A5・264ページ、税別2400円)

※「日本印刷新聞」【話題の本】から

 
 


 

 

 

 

 
 

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