2017年06月07日

日本プリンティングアカデミー(JPA)は、5月24日開催の理事・評議委員会で、12年の任期を終えて退任した浅野健理事長に替わって花井秀勝氏(フュージョン㈱代表取締役会長)が新理事長に推薦され就任した。花井氏は理事長就任にあたって、次のとおり抱負を述べている。
 

「このたび、前理事長の浅野健氏から推挙され、理事長に就任することになった。大きな変革期を迎えている印刷業界に対して、当校の役割の重要性を強く感じている。
 

当校は、昭和53年4月、共同印刷㈱財団法人印刷工芸高等学校が、日本プリンティングアカデミー(専門高校)に変更となり、今年で創立40年を迎えた。日ごろから、各組合・団体の皆様をはじめ、教育支援・広報支援をいただいている関係会社ならびに、全国で活躍されている卒業生の皆さま方からの温かいご支援とご協力の賜物と心から感謝申し上げる。
 

今、販促のあり方が大きく変化し、印刷物を受注するには紙だけではなく、Webやソーシャルメディアにも並行して使用するマーケターが半数を数え、3つ以上のチャネルの組み合わせが顕著に表れている。同時に、紙に印刷された情報(紙メディア)の方が読者の〝脳〟にリアルな体験を与え、感情に強くアピールするという調査結果も出ており、ブランディングや購買の動機づけにも効果的だといわれている。
 

印刷業界は非常に魅力的な産業であり、とても面白い局面を迎えていながら、一方で古い体質から脱却できていないと感じている。ネットの時代だからこそ〝ダイレクトマーケティング〟が必要である。
 

当校では、今年4月から印刷ビジネスとマーケティングについて、一般社会人向けの講座を開講している。ダイレクトマーケティングはレスポンスを獲得する仕組みであり、システムである。印刷業界も他の産業の参入を想定し、もっと社員研修や社員のキャリアプランサポートなど、長期的に力を入れていく必要があると考える。
 

今後、より一層印刷業にとってなくてはならない存在となることができるよう、当校だからこそできることを念頭に置き、印刷企業の後継者育成や社員育成カリキュラムを提供する所存である。前任者同様、今後もさらなるご指導ご鞭撻を賜るようお願い申し上げる」
 

花井秀勝新理事長

花井秀勝新理事長

 
 

テーマは「人材戦略とマーケティング戦略」

 

JPAは、花井理事長の就任記念講演会を7月26日午後1時30分から東京・新富の日本印刷会館2階会議室で開催する。
当日は花井氏が就任にあたってあいさつするとともに、「人材戦略とマーケティング戦略~新・印刷関連業の近未来~」と題し、マーケティング視点で思考する戦略をはじめ、規制緩和・法改正による市場創出と対策、人材の採用と育成と研修、社内体制と協業化などについて話す。参加費無料で定員70人。
問合先=事務局、電話03・3811・2734
 

 

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